ジャカルタ・アジア大会(8月)の男子400メートル代表のウォルシュ・ジュリアン(21=東洋大)がA組1着となる46秒17で優勝を果たした。

 45秒35の自己記録からは遅れたが、これで3連覇。後半に課題を残した一方で、2年ぶりに制した日本選手権後はスピード練習に重点を置き、前半には手応えを示した。「今の状態ならこんなもの。あとはキレを上げていけば自己記録が出る」とうなずいた。

 3週間前にはインターネットで見つけた画像を見て「かっこいいな」とドレッドヘアに。髪は母こずえさんに編んでもらったという。1カ月後に迫ったアジア大会に向けては「45秒0~1は出したいと思う」。16年はリオデジャネイロ五輪に出場したが、昨季は序盤で故障し、世界選手権を逃した。2年ぶりに背負う日の丸で大幅な自己記録更新を見据えた。