第95回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝、来年1月2、3日)の監督会見が10日、都内で行われ、73年の初出場から47回目にして悲願の初優勝に挑む東海大の両角速監督(52)が、「秘密特訓」の成果を見せると誓った。「秋口に入り、特にロードの練習を中心にしてきて、秘密の場所で結構走り込みをしてきたので、自信にしたい」と明かした。

「学生長距離5冠」を目標に掲げた本年度は、トラックでは関東インカレ、日本インカレの長距離種目で合計点1位となり2冠を達成した。だが、秋からの三大駅伝シーズンにはいると、出雲駅伝は3位、全日本大学駅伝も2位。共に青山学院大の後塵(こうじん)を拝した。

エントリーには3年生を10人並べた。高校の有力選手が集結し、入学時には将来の脅威と恐れられた学年が主力を占めた。箱根路では期待された結果を残せないまま。両角監督は「黄金世代と呼ばれてますが、しっかり機能していくことが大事だと思っている」と述べた。