5区でトップに立った早大だが、その後は順位を落として6位でフィニッシュ。相楽豊監督は「目標を優勝において挑戦していたので、やはり悔しい結果」と唇をかんだ。

「5区ぐらいまでは描いていたレースができていた」と指揮官。それでも、「ほかのチームの起用が私の読みと違ったこともあり、リードをあまり広げられなかった」と振り返る。6区の佐藤航希(2年)が体調不良で失速したことも響いた。

10月の出雲駅伝後に太田直希(4年)が足の不調を訴え、大事を取って今大会は回避。千明龍之佑(4年)や小指卓也(3年)ら複数の主力選手を欠く中でも、上位争いを演じたことは層の厚さの層の厚さの証しともいえる。相楽監督によれば、幸いにして太田は軽傷で、千明もすでにトレーニングを再開しており、小指の合流も近そうとのこと。戦力が整えば、箱根ではさらなる上の順位が期待できる。