<アジア大会:陸上>◇女子7種競技◇23日◇中国・広州

 中田有紀(33=日本保育サービス)が5606点で銀メダルを獲得した。初日の走り高跳び、2日目の走り幅跳びで思ったほど得点が伸びず、優勝したユリア・タラソワ(24=ウズベキスタン)に離されたが、6種目目のやり投げと最終種目の800メートルで参加選手中1位の記録で追い上げた。逆転はならなかったが、七種競技でのメダル獲得は28年ぶりの快挙だった。「多くの先輩方がチャレンジされてきた積み重ねの中で、今回取ることができた。来年の世界陸上に行くにはさらに高い得点が必要。7つのパフォーマンスがつながっていくような取り組みをしているが、それを形にしたい」と気を引き締めていた。