<陸上:日本選手権>◇最終日◇30日◇日産ス

 男子1600メートルリレー決勝は、中大(加瀬、飯塚、木村、鬼塚)が3分05秒02の大会新で20年ぶりに優勝した。2位は早大、3位は中京大だった。

 2走に起用されたのは昨年の世界ジュニア200メートル金メダリストの飯塚翔太。この種目への出場は「大学に入って2度目」と少ないが、期待に応えてトップに立つ快走を見せた。「前半を楽に走れましたし、後半もしっかり走り切れたのが収穫です。(本職の)200メートルにもスピード維持の部分が生かせると思う」。200メートルで20秒64とすでにロンドン五輪B標準を突破しているが、A標準突破者が3人いる激戦種目。しかし、代表入りは通過点と飯塚はとらえている。「来年は世界の舞台で20秒2~3で走るのが目標です。意欲を持ってシーズンを終わることができました」と世界を見据えている。