ロンドン五輪代表選考レース、大阪国際女子マラソンは29日に大阪市の長居陸上競技場発着で行われる。本番前日の28日、有力選手がそれぞれ最終調整し、5000メートル日本記録保持者の福士加代子(29=ワコール)は練習で集中力を高め、集まった報道陣を避けるようにして宿舎に戻った。

 昨夏の世界選手権代表の野尻あずさ(29=第一生命)は長居陸上競技場周辺で練習し「外の空気を吸いに行けたのでよかった」とリラックスした表情。アテネ五輪代表の坂本直子(31)や2度目のマラソン挑戦となる重友梨佐(24)の天満屋勢は午前に大阪城公園を約1時間走り、重友は「初マラソンのときよりも元気だが、風が気になる」と当日の天候が気掛かりな様子だった。

 レースは午後0時10分にスタート。