J1大宮の元DF塚本泰史さん(26)が、26日の東京マラソンで人生初の42・195キロに挑戦する。23日、大会を主催する東京マラソン財団の会見に出席し、10万円以上寄付するチャリティーランナーに応募したことを公表。「病気になって、多くの支援をいただいた。今度は自分が誰かの力になりたい」と話した。10年1月、右大腿(だいたい)骨に骨肉腫が発覚。右ひざを人工関節に置換する手術を受けた。昨季限りで選手契約を解除し、同クラブのアンバサダーに就任。「もう一度ピッチに立つ」ことを夢見て、現在は約8キロを1時間ほどで走れるまでになったという。苦難と闘い続ける不屈の男は、「2年ぶりにアルディージャのユニホームを着ます」と喜びを口にした。