ロンドン五輪のマラソン代表に決まった男女6人と補欠各1人が14日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターに集合し、研修会に参加して早速、始動した。

 五輪のマラソンコースはカーブが多く、代表選手からは「事前に試走したい」との声が相次いだ。日本陸連の武冨豊女子マラソン部長は「下見は2回ぐらい行き、熟知しないと対応できない難コース。目に見えないアップダウンもある」と警戒した。

 欧州特有の石畳もあるそうで、男子の山本亮(佐川急便)は「集団の中でのコース取り対策が必要」と早くも臨戦態勢。一方、女子の尾崎好美(第一生命)は「これから考えたい」と慌てず「ロンドンの街並みが好き」と好印象を口にした。