箱根駅伝5区で4年連続区間賞という偉業を達成した「山の神」こと東洋大・柏原竜二(22)が23日、東京・日本武道館で行われた卒業式に出席した。長距離ランナーとしての功績をたたえられ、千葉ロッテマリーンズの藤岡貴裕投手らとともに学長賞と創立125周年記念スポーツ報奨制度表彰を受けた。人気者らしく、名前が呼ばれると会場からは歓声と大きな拍手が鳴り響いた。今春から富士通に入社し、まずはトラック競技でロンドン五輪切符を目指す。初対面の藤岡に対し、柏原は笑顔で「(拠点が)同じ千葉なのでプロ野球の試合を見に行きます。新人王を取ったら、焼き肉をごちそうしてください」とアピール。晴れやかな表情で学生生活に別れを告げた。