<陸上:東日本実業団選手権>◇初日◇19日◇埼玉・熊谷陸上競技場

 男子5000メートル競歩にはロンドン五輪代表に50キロ競歩で内定している森岡紘一朗(27)、20キロ競歩で内定している鈴木雄介(24)の富士通コンビがワンツーフィニッシュ。森岡が19分47秒42、鈴木が20分07秒41だった。

 20キロの元日本チャンピオンである森岡が「元々の持ち味のスピードの確認をしたかった」と前半からペースアップして独走。「記録的には良くないが、狙い通りの歩きができた」と満足そうな表情を見せた。鈴木はひざの故障のため7カ月ぶりのレース。「1キロ4分ペースを確認できた」と収穫を挙げた。

 昨年のテグ世界陸上では森岡が6位、鈴木が7位に入賞して日本競歩が世界で戦えることを実証した2人。「もう一度、良い報告ができるように」(森岡)、「これからスピード練習ができればオリンピックで戦える」(鈴木)と、ロンドン五輪でも“競歩ニッポン”をアピールするつもりだ。