今年8月にモスクワで開催される世界選手権の代表選考会を兼ねた第32回大阪国際女子マラソン(27日、長居陸上競技場発着)の招待選手記者会見が25日、大阪市内のホテルで開かれた。

 2時間19分41秒の前日本記録保持者の渋井陽子(33=三井住友海上)は「レースを楽しめれば満足。ここ数年ではないぐらい“つらいな”と思うような練習をした分、楽しみたいな」と話した。昨年末に風邪をひき約1週間、満足に練習できなかったが、その後も中国合宿を行うなど、順調に調整してきた。渡辺重治監督も「2時間23分台を目標にできる状態」と太鼓判。4位入賞を果たした01年エドモントン大会以来の世界選手権を狙う。

 レースは午後0時10分にスタート。2時間24分を切って日本人1位になれば、世界選手権の代表に決まる。