第6回大会となる今大会を最後に、前身の東京国際女子マラソンから続く歴史に幕を下ろす横浜国際女子マラソン(日刊スポーツ新聞社後援)は16日、号砲が鳴る。

 大会は16日午後0時10分にスタート。山下公園前をスタートし、同公園内をフィニッシュとするコースで開催される。

 レースを翌日に控えた15日は、早朝から選手たちが思い思いに最終調整で汗を流した。

 2年前のロンドン五輪を制したティキ・ゲラナ(27=エチオピア)は、午後1時すぎにフィニッシュ地点を下見した。出場選手で自己ベストは、ただ1人、2時間10分台(2時間18分58秒=世界歴代5位)の優勝候補。07年から約2年間、日本の実業団(デンソー)に所属したが、日本でのマラソンは初めて。「良いトレーニングとは苦しくなるまで走らなければならない、ということを日本で学んだ。人、物、食べ物と全て自分に(日本は)ピッタリ合った。この国に住めたらいいなと思う」と話す親日家が、最後の大会を彩る。