<第91回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・6キロ)

 青学大が創部96年目で初の総合優勝を果たした。10時間49分27秒(速報値)という圧倒的なスピードで圧勝した。

 前日の往路初優勝の勢いは衰えなかった。区間ごとにリードを広げ、最後は2位駒大に10分50秒の大差を付ける圧勝だった。

 午前8時、4分59秒の貯金を持って芦ノ湖畔をスタート。山下りの6区で村井駿(3年=西武台千葉)が落ち着いた走りを見せ、2位との差を5分42秒に広げた。

 7区では小椋裕介(3年=札幌山の手)が区間賞を取る快走。その差を8分22秒に広げた。

 8区でも高橋宗司(4年=利府)が1時間5分31秒で一昨年に続く2度目の区間賞を取る快走。2位駒大に8分35秒差を付けた。

 さらに9区ではエースの藤川拓也(4年=世羅)が区間新に3秒差と迫る好タイムの快走。2位駒大に9分56秒と10分近い大差を付けた。

 最終10区では5・9キロの蒲田チェックポイントで2位駒大に10分以上の差を付けた。最後はアンカーの安藤悠哉(2年=豊川工)が仲間の待つ大手町のゴールへ笑顔で飛び込んだ。