<第91回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・6キロ)

 山梨学院大が1区最下位から、総合9位で3年ぶりのシード権を獲得した。

 留学生ランナーでエースのオムワンバ(3年)を負傷で欠いてのレースだったが、3区井上大仁、6区桃沢大祐、10区兼子侑大ら4年生の力走で大逆転劇を演じた。

 区間3位の快走を見せた兼子は「何としてもシードは取りたいという思いだけだった。後輩にいいプレゼントができた」と笑顔。昨年の途中棄権に続き、今回も負傷により欠場したオムワンバ(3年)は「来年は絶対に2区を走って区間賞を取って、チームを優勝させる」と先輩からのシード権というプレゼントを優勝に変えると誓った。