東京マラソン(27日午前9時10分スタート)の記者会見が25日に都内で行われ、男子で大会初優勝を狙う藤原新(29=レモシステム)が、解説の瀬古利彦氏から「公開説教」を食らった。9度目のマラソンとなる藤原だが、好不調の波が大きい。瀬古氏から理由を問われ「20キロあたりで楽になる瞬間がある。それが来ればいけるが、来ないとゲームオーバー」と返答。すると瀬古氏が「考え方が悪い。飲みに行ってオレが教えてやる」と痛烈な返し。会場は笑い声に包まれた。

 会見後、藤原は「瀬古さんの言葉は1つも聞き逃せない。すべて勉強になる」。ライバル藤原正和が発熱で欠場。日本人トップで2時間9分30秒を切れば世界選手権(8月、韓国)の出場権をつかむが、「7分台で優勝したい」と宣言した。