<第91回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)

 東洋大は5時間30分47秒の3位と総合連覇は厳しくなった。2区までは1位をキープしたが、3、4区で4位に後退。5区の五郎谷俊(4年)は焦りからペースを狂わせ、区間11位にとどまった。駒大・馬場の大失速で順位こそ3位も、首位青学大とは6分49秒の差がついた。

 過去6年は優勝4回2位2回。だが、昨年優勝の立役者設楽兄弟の卒業した今年は苦戦が続いた。昨年10月の全日本は4位と6年ぶりにベスト3を逃した。選手たちは学年ごとにミーティングを開くなど、結束を強めてきたが、青学大、明大の勢いに押されてしまった。

 総合優勝は厳しくなったが、復路優勝は確実に狙っていく。酒井監督は「箱根駅伝は何が起こるかわからない。復路には主力が残っているし、立て直していきたい」とネバーギブアップを誓った。