<世界陸上>◇27日◇男子800メートル予選◇韓国・大邱スタジアム

 横田真人(23=富士通)は1分47秒60で予選第2組6位(全体26位)に終わり、準決勝進出はならなかった。アフリカ、ヨーロッパ勢に必死に食らい付いたが、全6組の3位以内とそれ以外の記録上位6位以内の通過条件をクリアできなかった。

 2009年に15年ぶりとなる日本記録1分46秒16をマーク、今季も1分46秒85と好調で予選突破を狙ったが、世界の壁の前に涙をのんだ。「前半の400メートルのペースが遅く、先頭集団にいられたが、後半は思ったほど体が動かなかった。1組目の結果をみて、(準決勝に)いけるかと思った」と横田は唇をかんだ。

 「高地トレーニングでの疲れが残っていた」といい、「調整は得意」という意識があっただけに、万全の状態で臨めず「気持ちが乗れなかった。今回の一番の敗因です」と悔しさをあらわにした。