室伏が「鉄人」を襲名-。陸上の世界選手権男子ハンマー投げで初優勝した室伏広治(36=ミズノ)が30日、元日本記録保持者で「アジアの鉄人」と呼ばれた父の重信さんとともに韓国・大邱市内のミズノのサービスセンターを訪れ、水野明人社長からケーキと花束を贈呈された。

 重信さんは「37歳近くで80メートルを投げて優勝するんだからすごい。私も40代までやったが70メートル。レベルが違う」と絶賛。「鉄人」という称号について「もうそう呼んでいい。もっと強い名前があればいいけどね」とお墨付きを与えた。

 偉大な父からの“襲名披露”に、室伏は照れながら「その前にロンドン五輪での表彰台」とさらなる精進を誓った。