陸上世界選手権が閉幕し、日本代表団の高野進監督(50)が5日、韓国・大邱市内で総括会見を行った。大会前には「メダル2、入賞5」を掲げたが、実際はメダル1、入賞4。女子マラソン、男子やり投げ、男子400メートルリレーを予想外の結果とし「敗北感はある」。特に前回メダリストの尾崎好美(30=女子マラソン)、村上幸史(31=男子やり投げ)には「潜在能力はある。もう一度メダルに挑戦してくれる」と奮起をうながした。また、来年のロンドン五輪について「現状では室伏(ハンマー投げ)が唯一のメダル候補」との認識を示した。