陸上男子100メートルで世界歴代2位となる9秒69の自己記録を持つヨハン・ブレーク(ジャマイカ)が2連覇の懸かる世界選手権(8月・モスクワ)を太もも裏の故障のため欠場することが16日、決まった。ロイター通信が報じた。

 23歳のブレークは世界記録保持者ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が決勝でフライング失格した2011年の世界選手権を制し、前回王者として出場権を持っていた。ことし4月の大会で故障してリハビリに取り組んでいたが、マネジャーは「競技に必要な状態まで回復しなかった」と説明した。