世界陸上第6日(15日)は、男子やり投げに09年ベルリン大会で銅メダルを獲得した村上幸史(33=スズキ浜松AC)が出場する。村上にとっては5大会連続5回目の世界選手権となる。

 4月に投げた85メートル96は自己ベストであり、今季の世界ランク4位に相当する好記録。日本選手権も81メートル04でライバルのディーン元気(21=早大)を下し、世界切符を手中にした。溝口和洋が1989年にマークした87メートル60の日本記録の更新も視野に入っている。

 優勝は7月になって88メートル84の好記録を出した地元ロシアのD・タラビン、今季になって85メートル以上の投てきを5回披露している安定感のV・ヴェセリー(チェコ)、そして村上あたりで争われそう。