最終第7ステージの個人タイムトライアルが行われ、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)が前日までのリードを守り、大会初制覇を成し遂げた。

 前日まで総合2位バウケ・モレマ(オランダ=トレックファクトリー)に39秒差を付けて総合首位に立っていたキンタナは、トップから55秒遅れの51位でフィニッシュしたが逃げきるには十分なタイムだった。総合2位には18秒遅れでモレマ、総合3位には31秒遅れでリゴベルト・ウラン(コロンビア=エティックス・クイックステップ)が入った。

 個人TTは11分23秒のタイムでファビアン・カンチェラーラ(スイス=トレックファクトリー)が制し、プロローグの個人TT2位の雪辱を果たすとともに、22日の今季初クラシックのミラノ〜サンレモへ勢いを付けた。2位は4秒遅れでアドリアーノ・マローリ(イタリア=モビスター)、3位は9秒遅れでバシリ・キリエンカ(ベラルーシ=チームスカイ)が入った。

 前回大会覇者のアルベルト・コンタドール(スペイン=ティンコフ・サクソ)は39秒遅れの総合5位に終わった。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は1分19秒遅れの90位で、総合は29分46秒遅れの68位だった。