日本サイクルスポーツセンター10周回で行われ、前年総合優勝のミルサマ・ポルセイェディゴラコール(29=タブリーズ・ペトロケミカル)が、この日も3時間27分7秒で8位に入り、14時間39秒で第5戦からの個人総合時間首位を守った。

 ポルセイェディゴラコールは「とても大変な1日だった。チームは、先行している選手たちを捕まえるのに苦労したが、たくさんの人が応援してくれていたので、今日は必ずジャージーを守ろうと頑張った。最後にはチームメートがいなくなり、1人になってしまい、これまで経験した中で最も厳しいレースの1つになった」とため息まじり。

 それでも、前年王者らしく「最後はステージ優勝を狙うチームが動くと思い、作戦通りにその動きを利用してジャージーを守ることができて良かった。明日はゴールするまで、何が起こるかわからないが、チーム一丸となって個人総合時間賞を守りたいと思う」と連覇を誓った。

 ステージ優勝は3時間26分58秒のヴァレリオ・コンティ(22=ランプレ・メリダ)。「厳しい展開になると覚悟した上でのレースだったが、チームメートとともに最終周回に全力で行こうと話していた。最初からラスト3周、4周目までイランのチームが早いペースペースで進んでいたが、終盤になって落ち着いてきたので、攻撃を仕掛けるチャンスだと思い、ラスト2周回目でアタックをかけた。作戦通りにいい形でレースを進め、勝利することができて、とてもうれしく思う」と話した。

 最終第7戦は24日、東京で行われる。

<第6戦上位成績>

【1位】ヴァレリオ・コンティ(ランプレ・メリダ)=3時間26分58秒

【2位】ルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)=3時間27分3秒

【3位】トマ・ルバ(ブリヂストン・アンカー)=3時間27分3秒

【14位】初山翔(ブリヂストン・アンカー)=3時間27分24秒

<個人総合時間>

【1位】ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ・ペトロケミカル)=14時間39秒

【2位】ラヒーム・エマミ(ピシュガマン・ジャイアント)=14時間1分3秒

【3位】ホセイン・アスカリ(ピシュガマン・ジャイアント)=14時間1分31秒

【16位】増田成幸(宇都宮ブリッツェン)=14時間5分6秒