最終戦は、日比谷シティ前スタート、大井埠頭(ふとう)14周回で争い、ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(29=タブリーズ・ペトロケミカル)が、16時間17分53秒で総合連覇を果たした。

 第5戦2位で首位に立ち、最も栄誉のあるグリーンジャージー(個人総合時間賞)を守った前年王者は、「今日は総合リーダージャージーを守ることが、チームの絶対的な目標だった。大変だったが、チーム一丸となって頑張って、守ることができてうれしく思う。応援してくれた日本の皆さまに感謝している。また来年、このレースに戻ってきたいと思っているし、そこでぜひまた勝ちたいと思う」と胸を張った。

 ステージ優勝はニッコロ・ボニファジオ(21=ランプレ・メリダ)が連覇。76人でのゴールスプリントを2時間17分14秒で制し、「まさか自分たちがポイント賞に新人賞、そして2つのステージ優勝を獲得できるなんて、大会前は思ってもみなかったこと。この結果をとてもうれしく思っている。今日のステージは距離が短く、とても速いペースで進んでいった。リードアウトをしてくれたイリアが、ゴール前にクラッシュしてしまったけど、それでも勝てたことをうれしく思う。好成績を残せたことで、いまはリラックスできているし、この先のシーズン後半戦も、いい結果が残せると思う」と笑った。

 <個人総合時間上位最終成績>

【1位】ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ・ペトロケミカル)=16時間17分53秒

【2位】ラヒーム・エマミ(ピシュガマン・ジャイアント)=16時間18分17秒

【3位】ホセイン・アスカリ(ピシュガマン・ジャイアント)=16時間18分45秒

【16位】増田成幸(宇都宮ブリッツェン)=16時間22分20秒

 <第7戦上位成績>

【1位】ニッコロ・ボニファジオ(ランプレ・メリダ)=2時間17分14秒

【2位】ブレントン・ジョーンズ(ドラパック・プロフェッショナルS)=2時間17分14秒

【3位】ニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)=2時間17分14秒

【5位】黒枝咲哉(日本ナショナルチーム)=2時間17分14秒

 ※同タイムの順位はビデオ判定とチップ計時による