アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ソウダル)がスプリント勝負を制し、第2ステージ優勝を果たした。3位に入ったファビアン・カンチェラーラ(スイス=トレックファクトリー)が総合首位に浮上した。

 二十数人のスプリント勝負となり、残り300メートルでマーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・エティックス・クイックステップ)が発射。グライペルが番手につき、ペテル・サガン(スロバキア=ティンコフ・サクソ)、カンチェラーラの順でゴールに向かい、直前でグライペルがアタック。サガンも追い、フィニッシュライン直前でグライペルが差して勝利をものにした。2位にサガン、3位にカンチェラーラで、最後に足を止めたカベンディッシュは4位に終わった。

 前日総合首位に立ったローハン・デニス(オーストラリア=BMCレーシング)は1分28秒遅れの88位に沈み、1日でマイヨジョーヌを手放した。

 悪天候で集団が後半に分裂し、クリストファー・フルーム(英国=スカイ)はトップと同タイムでゴールしたが、アルベルト・コンタドール(スペイン=ティンコフ・サクソ)は4秒遅れの13位、前回大会優勝のビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=アスタナ)、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)は1分28秒遅れの集団でフィニッシュし、大きくタイム差が付いた。

 総合はトップがカンチェラーラで、3秒遅れの2位にマルティン、6秒遅れの3位にトム・ドゥムラン(オランダ=ジャイアント・アルペシン)。フルームは48秒遅れの10位、コンタドールは1分遅れの14位、ニバリは2分9秒遅れの33位、キンタナは2分27秒遅れの44位。