国際自転車連合(UCI)は26日、「隠しモーター」を搭載した自転車を使用していた女子のフェムケ・ファンデンドリエシュ(ベルギー)に2015年10月から21年10月まで6年間の出場停止処分と2万スイスフラン(約230万円)の罰金を科したと発表した。

 1月に行われたオフロードコースを走るシクロクロス世界選手権のU-23(23歳以下)のレースで、同選手は車体のトラブルにより途中棄権したが、その後の車体検査で不正の疑いが浮上した。

 UCIはトップレベルの大会で「機材ドーピング」と呼ばれる技術的な不正が確認されたのは初めてとしている。