国際自転車連合(UCI)のクックソン会長は9日、自転車に「隠しモーター」を搭載する「機材ドーピング」を摘発するため、8月のリオデジャネイロ五輪前に検査を強化する方針を明らかにした。AP通信が報じた。

 今年、オフロードコースを走るシクロクロス世界選手権のU-23(23歳以下)のレースで「隠しモーター」を組み込んだ自転車が発覚し、女子選手に厳しい処分が下された。バッテリーやモーターの小型化で可能となった不正について同会長は「深刻にとらえている」と述べた。