国内最大級の自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」が1日、札幌市での第1ステージを皮切りに開幕した。3日までの期間中、北海道内の17市町村、計約511キロを走り抜ける。

 30回目を迎えた今年の第1ステージは、1987年の第1回大会と同様、札幌市豊平区の豊平川河川敷で1キロの個人タイムトライアルを実施。家族4人で応援に来た旭川市の小学6年菅原嶺水君(11)は「みんな速すぎて次元が違う。大きくなったら出てみたい」と憧れの目を向けた。

 大会にはイタリアやスイスなど海外勢5チーム、京都産業大や鹿屋体育大など5大学を含む国内15チームの約100人が参加。レースは4ステージで、羊蹄山の麓や洞爺湖畔を疾走、ゴールの札幌市南区の真駒内公園を目指す。3日の第4ステージは大会史上最長の219キロで、過酷なレースが予想される。