アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ソウダル)が34歳にして初のマリア・ローザを獲得した。

 ゴール前の集団スプリントで前日2位のカレブ・イーウェン(オリカ・スコット=オーストラリア)が伸びてきたが、スプリントのタイミングで足がペダルから外れ失速。先頭はフェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ=コロンビア)となったが、左から伸びてきたグライペルがかわして逃げきった。

 グライペルは「向かい風で簡単な日ではなかった。そのため6時間のレースになったが、それが有利に働いた。そうでなければもっとアタックがかかっていただろう。再びジロ・デ・イタリアで勝てたことを誇りに思う。ピンク・ジャージーはチームメートと私の母に捧げたい」と勝利を喜んだ。

 2位にロベルト・フェラーリ(イタリア=UAE・エミレーツ)、3位にはヤスペル・ストゥイベン (トレック・セガフレード=ベルギー)が入った。

 総合首位はボーナスポイントを稼いだグライペルが立ち、4秒差の2位にルーカス・ペストルベルガー(25、ボーラ・ハンスグローエ=オーストリア)、8秒差の3位にイーウェン。