ヤン・ポランツェ(スロベニア=UAE・エミレーツ)がエトナ山山頂への頂上ゴールの第4ステージを制した。

 序盤の4人の逃げに乗ったポランツェはエトナ山に入っても逃げ続け、最後は独走で2位イルヌール・ザカリン(ロシア=カチューシャ・アルペシン)に19秒差を付けてフィニッシュした。メイン集団は29秒遅れで、3位にゲラント・トーマス(英国=スカイ)が入った。ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=バーレーン・メリダ)は10位、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)は11位でともにメイン集団でゴールした。

 15年も山岳ステージで優勝しているポランツェは「驚きだよ。誰も逃げが成功するなんて思っていなかっただろう。たった4人で逃げ続け、最後の上りでも差はそんなに大きくなかった。自分の人生でもっともハードな1日だった。再びジロで勝てるなんてワンダフルだ」と喜んだ。

 総合ではボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク=クイックステップ・フロアーズ)が首位に立ち、6秒差の2位にゲラント・トーマス(英国=スカイ)、10秒差の3位にアダム・イエーツ(英国=オリカ・スコット)。ニバリは10秒差の4位、キンタナも10秒差で6位。