ワレン・バルギル(フランス=サンウェブ)が今大会最高標高2360メートルの頂上ゴールとなった第18ステージを独走で制し、第13ステージに続く2勝目を挙げた。

 残り6キロでアタックをかけてメイン集団から抜け出したバルギルは、追走してきたアルベルト・コンタドール(スペイン=トレック・セガフレード)をこう配のきつくなった5・3キロ付近で引き離し、逃げをとらえながら力強く上り続けた。そして残り1・4キロで単独で先頭で逃げていたダーウィン・アタプマ(コロンビア=UAE・チームエミレーツ)をついにとらえ、残り1キロで突き放して単独でゴールへ向かい両手の人差し指を天に突き上げてフィニッシュ。今大会最後の山岳ステージを制し、ほぼ確定していたマイヨ・アポワ(山岳賞)に花を添えた。

 20秒差の2位にアタプマが逃げ残り、3位にロマン・バルデ(フランス=AG2R・ラモンディアル)、4位にクリストファー・フルーム(英国=スカイ)が同タイムで入った。22秒差の5位にリゴベルト・ウラン(コロンビア=キャノンデール・ドラパック)、32秒差の6位にミケル・ランダ(スペイン=スカイ)。コンタドールは1分9秒差の10位、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)は1分18秒差の11位、ファビオ・アルー(イタリア=アスタナ)は1分22秒差の13位と遅れた。

 総合はフルームが守り、23秒差の2位にバルデが浮上。29秒差の3位にウランが後退。1分36秒差の4位にランダが浮上し、アルーは1分55秒差の5位に後退した。コンタドールは8分34秒差の10位、キンタナは13分52秒差の12位。

 新城幸也(バーレーン・メリダ)は23分50秒差の105位、総合は3時間15分17秒差の108位。