エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=ディメンションデータ)がロングアタックを決めて今大会初勝利を挙げた。通算では3勝目。

 ゴール手前で9人の逃げ集団がけん制状態となったが、残り3キロのラウンドアバウト(ロータリー)に入ると、7選手が時計回りする中、最後方にいたボアッソンハーゲンがニキアス・アルント(ドイツ=サンウェブ)とともに反時計回りすると、これがショートカットになり一気に先頭に出た。さらにボアッソンハーゲンは残り2・5キロでアルントも突き放し、そのまま独走でフィニッシュラインを通過した。ボアッソンハーゲンは第7ステージで写真判定の末にマルセル・キッテル(ドイツ=クイックステップ・フロアーズ)に敗れるなど今大会は2位が2回、3位も2回と勝ちきれずにいたが、ようやく勝利を手にした。5秒差の2位にアルントが入った。17秒遅れでスプリント勝負となった3位争いはイェンス・クークレール(ベルギー=オリカ・スコット)が制した。

 総合上位陣に変動はなく、クリストファー・フルーム(英国=スカイ)が首位を守った。

 明日の第20ステージは総合優勝争いを決する個人タイムトライアルが行われる。

 新城幸也(バーレーン・メリダ)は12分27秒遅れの95位で、総合は3時間15分17秒遅れの109位。