千葉・幕張メッセで行われていた日本最大の自転車展示会「サイクルモードインターナショナル2009」が13日、最終日を迎え、今年のツール・ド・フランスに出場した別府史之(26=スキルシマノ)、新城幸也(25=Bboxブイグテレコム)と、1996年の同レースに出場した今中大介氏(46=インターマックス代表)の3人による「ツール・ド・フランス出場3人衆

 ドリームトークショー」が行われた。同レースの最終ステージでは別府が逃げを見せて敢闘賞を獲得したが「最初はゆっくりでどこから(レースが)始まるんだろう?」「行っちゃっていいのかな?」と2人で話していたという。同賞のトロフィーはベルナール・イノー氏のサイン入りで自宅に飾ってあるそうだ。

 新城は第2ステージで日本人最高の5位となった。「逆に5位だから悔しかった。1年に1回スプリントがすごくいい日があるのだが、それがあの日だった」と話したが、今中氏は自宅でテレビ観戦していて「こんなことがあるんだ!」と仰天していたそうだ。

 来季について新城は「ポルトガルのレース(ボルタ・アオ・アルガルベ)が最初になる。あとはティレーノ~アドリアティコ、ミラノ~サンレモ。日本でテレビ放送されるレースに出たいし、またツールに出たい」と2年連続のツール・ド・フランス出場に意欲を示した。別府は「ディスカバリーチャンネルに3年、スキルシマノに2年所属した。ここでひと区切りおき、違ったことにもチャレンジしていきたい」と語った。