<ツール・ド・ランカウイ>◇第4S◇163・5キロ◇UCI2・HC◇4日◇マレーシア

 アジア最高峰のステージレースで日本チャンピオンの西谷泰治(29=愛三工業レーシング)が、2005年の福島康司、07年の福島晋一(38=クムサン・ジンセン・アジア)以来、日本人3人目となるステージ優勝を果たした。2人の選手が30キロ地点でアタックし逃げが決まり最大4分半のリードとなるが、残り5キロで集団に吸収。少し下りとなったゴール前のスプリント勝負となり、盛一大(27=愛三工業レーシング)のリードアウトで飛び出した西谷が、今大会ステージ2勝のマイケル・マシューズ(ジェイコ・スキンズ)らを振り切ってゴールに飛び込んだ。この優勝で西谷はトップのトビアス・エルラー(ドイツ=ダブリス・ペトロケミカル)に3分5秒差の総合7位に浮上した。アシストした、日本タイムトライアル王者の盛はステージ4位でゴールし、総合は27位。