自転車のツール・ド・フランスでドーピング違反のために06年の総合優勝をはく奪されたフロイド・ランディス(米国)が、禁止薬物の使用を認めたと20日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が報じた。ランディスは同レースで優勝7度のランス・アームストロング(米国)も薬物使用に関与したという電子メールを国際自転車連合(UCI)関係者らに送信した。メールにはランディスや他の米国選手がいかに検査で見つからないように筋肉増強剤やエリスロポエチン(EPO)を使用し、禁止されている自己輸血を行ったかが記されているという。