99年から05年までツール・ド・フランスを7連覇したランス・アームストロング氏(39=米国)が禁止薬物エリスロポエチン(EPO)を使用したと、元同僚が19日に放送されたテレビ番組で明らかにした。

 証言者はアテネ五輪男子個人ロードタイムトライアル金メダルのタイラー・ハミルトン氏(米国)で、USポスタルチームでアームストロング氏のアシスト役を務めていた。初優勝した99年大会に加え、00、01年の大会前にも薬物を使ったとし、「自分やみんなと同じように何度もやっていた」と述べた。アームストロング氏は一貫して薬物使用を否定し、検査でも陽性を示したことはない。

 アームストロング氏は05年のツール・ド・フランス総合優勝の後、引退したが、09年に現役復帰。アスタナ所属で4年ぶりに出場した09年のツール・ド・フランスでは総合3位に入り衰えぬ実力を見せつけたが、自ら作った新チーム、ラジオシャックで出場した10年の同レースではクラッシュに巻き込まれるなどして総合23位に終わっていた。11年1月のツアー・ダウンアンダーが最後のレースで、2月に引退を表明した。