<自転車:ツール・ド・フランス>◇第13S◇152・5キロ◇ポー〜ルルド◇15日
トル・フースホフト(33、ガーミン・サーベロ=ノルウェー)が3時間47分36秒のタイムでステージ優勝を決めた。昨年の世界選手権個人ロードレースを制し、2度のグリーンジャージーに輝くスプリンターが、超級山岳オービスク峠を越える上級山岳ステージで登坂能力も見せつけ、第2ステージのチームタイムトライアルでの優勝に続き、個人では今大会初勝利を挙げた。
「上ることが出来ていたので、挑戦したかった」というフースホフトが残り57キロ、オービスク峠のふもとからアタックをかけ、先頭に躍り出た。だが、追走してきたジェレミー・ロワ(28、FDJ=フランス)に先行を許し、ダビド・モンクティエ(36、コフィディス=フランス)にも抜かれ、峠のピークでは先頭のロワに2分3秒遅れの3番手でダウンヒルに入った。
フースホフトはここから本来のスプリンターとしての強さを発揮。残り25キロでモンクティエと並び、逃げるロワを2人で追いかける形となり徐々差を詰めていく。10秒差となった残り3キロで、フースホフトがアタックをかけモンクティエを振り切ると、残り2キロでロワも並ぶ間もなくかわし去った。最後は完全に独走となり、沿道にノルウェーの国旗が振られたルルドの街を先頭で駆け抜けた。
レース後、個人では9勝目となったフースホフトは「(世界チャンピオン・ジャージーの)アルカンシェルを着て優勝できた。素晴らしい勝利だ。これまで勝った中で一番のレースだ。とても興奮している。1週目にすべてを尽くし、昨日も厳しかった。だが、スタミナはあった。今季は減量したし、トレーニングではいつもと違い、ヒルクライムの練習もやったからね」と喜びを語った。
10秒遅れでモンクティエが2位、ロワは3位となったがサムエル・サンチェス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)を抜いて山岳賞ジャージを獲得した。
総合争いの選手たちは、7分37秒遅れのメーン集団の中でゴールしたため変動はなし。トマ・ボクレール(32、フランス=ヨーロッパカー)がマイヨジョーヌ(総合1位)を守っている。

