<自転車:ツール・ド・フランス>◇第19S◇109・5キロ◇モダンヌ〜ラルプ・デュエズ◇22日
昨年のツール・ド・フランスで39秒差の総合2位に終わり、「腹の中は怒りに満ちている。リベンジしたい」と言っていたアンディ・シュレク(26、ルクセンブルク=レパード・トレック)がついにマイヨジョーヌ(総合1位)を獲得した。
レース序盤から積極的なレースを見せたアルベルト・コンタドール(28、スペイン=サクソバンク・サンガード)についてレースを進め、残り12キロのコンタドールのアタックには「追走する気はなかった。ステージを勝つより大きな目標があった」と反応しなかったが、ライバルのカデル・エバンス(32、オーストラリア=BMCレーシング)の先行は許さず、57秒差でエバンスと同タイムの8位でゴールした。レース後「(序盤から)コンタドールと争ったので、エバンスとの戦いはきつかった。パリまでこのジャージー(マイヨジョーヌ)を守りきってみせるよ」と話した。
総合2位には53秒差でアンディの兄フランク・シュレク(31、ルクセンブルク=レパード・トレック)。エバンスは57秒差の3位につけている。トマ・ボクレール(フランス=ヨーロッパカー)は2分10秒遅れの4位に後退した。
第20Sは42・5キロの個人タイムトライアル。アンディは試走はしていないが、「誰もが自分に合ったコースだと言ってくれる。みんなを信じて、明日はいい結果を残したいと思っている。モチベーションは最高だ、脚もコンディションも最高だ」と、好調さを強調した。
エバンスは08年の同大会の個人タイムトライアルで、アンディに2分ほどの差をつけているが、当時アンディは23歳。3年後の今はスキルも上がっている。アンディがこのまま逃げ切るか、タイムトライアルに分があるエバンスが逆転するか、マイヨジョーヌ争いは大一番を迎える。

