ジロ・デ・イタリア開幕を2日後に控えた3日、ミケーレ・スカルポーニ(イタリア=ランプレ)に優勝者に授与されるマリア・ローザ(ピンクジャージー)とトロフィーが、同レースのレースディレクター、ミケーレ・アックアローネ氏らから、スタート地点のデンマーク・ヘアニングで手渡された。昨年優勝者のアルベルト・コンタドール(スペイン=当時サクソバンク、現在は解雇)がドーピング違反でタイトルをはく奪され、6分10秒差で総合2位だったスカルポーニが繰り上げで総合優勝となっていた。

 スカルポーニはジャージーは身につけず手に持ったままで、「レースで勝つことが望ましいが、興奮を隠せない。トロフィーは重い。手に持った時に鳥肌が立った」と話した。