さいたま市などは25日、世界最高峰の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠した初の自転車競技イベントを10月26日に市内で開催すると正式に発表した。大会名は「さいたまクリテリウムbyツールドフランス」と決まった。

 ツール・ド・フランスが今年で100回目を迎えるのを記念したイベントで、本大会を主催する会社のジャンエティエンヌ・アモリ社長と清水勇人市長が開催同意書に調印した。

 アモリ社長は「世界中の目がさいたまに集まる絶好の機会となる。迫力のあるレースに期待してほしい」と話した。

 同市のさいたま新都心周辺に設けた1周約3キロのコースを10~15周する「クリテリウム」という方式のレース。本大会で活躍している選手も来日し、約50人が参戦するという。

 清水市長が昨年7月、フランスで本大会を観戦した際に、主催会社の幹部と会談。その後、市と市外郭団体「さいたまスポーツコミッション」が誘致に力を入れてきた。清水市長は「次年度以降も継続的に開催したい」と意気込みを見せた。(共同)