<自転車:ジロ・デ・イタリア>◇第16ステージ◇238キロ◇21日◇バロワール(フランス)〜イブレア

 ベニャト・インチャウスティ(スペイン=モビスター)がゴール前での3人の勝負を制し、休養日明けのステージを制した。

 残り8キロを切ったあたりで、総合上位陣を含む十数人の先頭グループからインチャウスティ、タネル・カンゲルト(エストニア=アスタナ)、ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ブランコ)、プシュメスワフ・ニエメツ(ポーランド=ランプレ・メリダ)が抜け出したが、ヘーシンクが残り1・8キロでメカトラで遅れ、ゴール前は3人の勝負となった。これを3番手に付けていたインチャウスティが残り250メートルでスプリントを開始し、ニエメツ、カンゲルトを一気に抜いてそのままゴールした。2位にカンゲルト、3位にニエメツが入った。

 インチャウスティは「今日は本当に楽しんだと言えるね。カンゲルトがいつも自分に付いていて怖い存在だった。最後の1キロまで冷静さを保ち、残り250メートルから左側から抜け出して踏んだ。全てはうまくいき、ゴールラインを越えてすぐに感激のあまり叫び声を上げたよ」と話した。また、インチャウスティはこの勝利を、元チームメートで2011年5月にガレージのドアに挟まれて事故死したサビエル・トンドさんに捧げた。

 ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=アスタナ)は、カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)リゴベルト・ウラン(コロンビア=チームスカイ)ミケーレ・スカルポーニ(イタリア=ランプレ)らとともに14秒遅れの集団でゴールし、総合首位を守った。前日まで総合4位のマウロ・サンタンブロージオ(イタリア=ビーニファンティーニ・セッレイタリア)は2分24秒遅れの29位と遅れ、総合は6位に後退した。