アテネ五輪銀メダリストの長塚智広(36=茨城)が現役を引退する。28日、東京・渋谷区の岸記念体育会館で記者会見を行う。98年8月にデビューし、ダッシュ力を持ち味にナショナルチーム入り。04年アテネ五輪ではチームスプリントで伏見俊昭(38=福島)、井上昌己(35=長崎)と、日本初の銀メダルを獲得した。11年の競輪祭を制してG1初戴冠を飾った。

 会見を前に「競技者としてアテネ五輪の銀メダル、競輪選手としては競輪祭でG1タイトルを取ってやり切りました」と、引退理由を明らかにした。そして今後は「2020年の東京五輪を中心にスポーツ、地域、子供、医療に貢献できる活動をしていきたい」と語った。