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2012年 ツール・ド・フランス 結果

6月30日〜7月22日 フランス UCIワールドツアー

※スタートリスト

ステージステージ優勝マイヨジョーヌ新城順位(総合)
プロローグファビアン・カンチェラーラファビアン・カンチェラーラ134位
第1Sペテル・サガンファビアン・カンチェラーラ99位(97位)
第2Sマーク・カベンディッシュファビアン・カンチェラーラ15位(92位)
第3Sペテル・サガンファビアン・カンチェラーラ39位(54位)
第4Sアンドレ・グライペルファビアン・カンチェラーラ110位(53位)
第5Sアンドレ・グライペルファビアン・カンチェラーラ58位(53位)
第6Sペテル・サガンファビアン・カンチェラーラ158位(125位)
第7Sクリス・フルームブラッドリー・ウィギンス102位(113位)
第8Sティボー・ピノブラッドリー・ウィギンス129位 (123位)
第9Sブラッドリー・ウィギンスブラッドリー・ウィギンス125位(121位)
第10Sトマ・ボクレールブラッドリー・ウィギンス73位(121位)
第11Sピエール・ローランブラッドリー・ウィギンス161位(101位)
第12Sデビッド・ミラーブラッドリー・ウィギンス100位(100位)
第13Sアンドレ・グライペルブラッドリー・ウィギンス48位(88位)
第14Sルイスレオン・サンチェスブラッドリー・ウィギンス126位(93位)
第15Sピエリック・フェドリゴブラッドリー・ウィギンス114位(92位)
第16Sトマ・ボクレールブラッドリー・ウィギンス74位(87位)
第17Sアレハンドロ・バルベルデブラッドリー・ウィギンス78位(83位)
第18Sマーク・カベンディッシュブラッドリー・ウィギンス115位(84位)
第19Sブラッドリー・ウィギンスブラッドリー・ウィギンス57位(84位)
第20Sマーク・カベンディッシュブラッドリー・ウィギンス32位(84位)

・プロローグ(6月30日、リエージュ(ベルギー)〜リエージュ(ベルギー)=6.4km)

カンチェラーラ短距離TT制す

99回目の大会は、04年以来のベルギー・リエージュで開幕した。プロローグの短距離タイムトライアルが行われ、ファビアン・カンチェラーラ(31、スイス=レディオシャック・ニッサン)が7分13秒のタイムで優勝した。7秒差でブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)が2位、同タイムでシルバン・シャバネル(33、フランス=オメガファルマ・クイックステップ)が3位だった。

 2年ぶり3度目の出場となった、日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は38秒差の134位、昨年の覇者カデル・エバンス(35、オーストラリア=BMCレーシング)は17秒差の13位だった。

(写真=マイヨジョーヌを着るカンチェラーラ=AP)

<ステージ>
(1)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) 7分13秒
(2)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7秒
(3)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +10秒
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +11秒
(6)ブレット・ランカスター(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)
(7)パトリック・グレーチュ(ドイツ=アルゴス・シマノ) +12秒
(8)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +13秒
(9)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング)
(10)アンドリー・グリブコ(ウクライナ=アスタナ) +15秒

(134)新城幸也(ヨーロッパカー) +38秒

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・第1S(7月1日、リエージュ(ベルギー)〜セラン(ベルギー)=198km)

初出場サガンいきなりステージV

 ペテル・サガン(22、スロバキア=リクイガス・キャノンデール)が、4時間58分19秒のタイムで優勝、ツール初出場でいきなりのステージ制覇を果たした。ゴール前で、ファビアン・カンチェラーラ(31、スイス=レディオシャック・ニッサン)エドバルド・ボアッソンハーゲン(25、ノルウェー=チームスカイ)を振り切った。タイム差なしでカンチェラーラが2位、ボアッソンハーゲンが3位だった。日本から唯一出場している新城幸也(27=ヨーロッパカー)は1分25秒差の99位でゴールした。

 マイヨ・ジョーヌ(総合1位)は前日のプロローグを制したカンチェラーラが守った。

(写真=初優勝したサガン=AP)

<ステージ>
(1)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) 4時間58分19秒
(2)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) +0秒
(3)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)
(4)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング)
(5)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク)
(6)クリスチャン・バンデベルデ(米国=ガーミン・サーベロ)
(7)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク)
(8)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・サーベロ)
(9)ライダー・ヘシェダル(カナダ=ガーミン・シャープ)
(10)ドリース・デベニンス(ベルギー=オメガファルマ・クイックステップ)

(99)新城幸也(ヨーロッパカー) +1分25秒

<総合>
(1)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) 5時間5分32秒
(2)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7秒
(3)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +10秒
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +11秒
(6)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +13秒
(7)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング)
(8)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +17秒
(9)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +18秒
(10)ライダー・ヘシェダル(カナダ=ガーミン・シャープ)

(97)新城幸也(ヨーロッパカー) +2分3秒

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・第2S(2日、ビセ(ベルギー)〜トゥルネー=207.5km)

カベンディッシュが第2S制す

 マーク・カベンディッシュ(27、英国=チームスカイ)が、ゴール前で競り合いから抜け出し4時間56分59秒のタイムでステージ制覇を果たした。タイム差なしでアンドレ・グライペル(30、ドイツ=ロット・ベリソル)が2位、マシュー・ゴス(25、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)が3位だった。日本から唯一出場している新城幸也(27、ヨーロッパカー)はタイム差なしの15位でゴールした。

 マイヨ・ジョーヌ(総合1位)はファビアン・カンチェラーラ(31、スイス=レディオシャック・ニッサン)が、10時間02分31秒で3日連続で守った。

(写真=今大会初勝利を挙げたカベンディッシュ=AP)

<ステージ>
(1)マーク・カベンディッシュ(英国=チームスカイ) 4時間56分59秒
(2)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) +0秒
(3)マシュー・ゴス(オーストラリア=グリーンエッジ)
(4)トム・フィーレルス(オランダ=アルゴス・シマノ)
(5)アレサンドロ・ペタッキ(イタリア=ランプレ・ISD)
(6)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール)
(7)ヤウヘニー・フタロビッチ(ベラルーシ=FDJ・ビッグマット)
(8)フアンホセ・アエド(アルゼンチン=サクソバンク・ティンコフ)
(9)マーク・レンショー(オーストラリア=ラボバンク)
(10)タイラー・ファラー(米国=ガーミン・シャープ)

(15)新城幸也(ヨーロッパカー) +0秒

<総合>
(1)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) 10時間2分31秒
(2)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7秒
(3)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +10秒
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +11秒
(6)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +13秒
(7)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング)
(8)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +17秒
(9)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +18秒
(10)ライダー・ヘシェダル(カナダ=ガーミン・シャープ)

(92)新城幸也(ヨーロッパカー) +2分3秒

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・第3S(3日、オルシー〜ブローニュ・シュル・メール=197km)

22歳サガン、早くも2勝目

 ペテル・サガン(22、スロバキア=リクイガス・キャノンデール)が、4時間42分58秒のタイムで第1ステージに続き2勝目を挙げた。

ゴール前200メートルの最終コーナーでトップに立つと一気に後続との差を広げ、最後は余裕のランニングポーズでゴール。2位以下に1秒の差をつける圧勝だった。サガンは「チームメートとフィニッシュラインを越える時のポーズを考えたんだ。すると、みんながフォレスト・ガンプをやったらどうかと言ってくれたんだよ」と、ゴールパフォーマンスについて説明した。

 1秒遅れの2位にエドバルド・ボアッソンハーゲン(25、ノルウェー=チームスカイ)、3位にはペーター・ベリトス(27、スロバキア=オメガファルマ・クイックステップ)が入った。

 ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン)は4位でゴールし、マイヨ・ジョーヌ(総合1位)を4日連続で守った。

(写真=ランニングポーズでゴールするサガン=AP)

新城、ゴール直前クラッシュ39位

 新城幸也(ヨーロッパカー)はゴール直前500メートル地点でのクラッシュに巻き込まれた。落車は免れ31秒遅れでゴールしたが、ゴール手前3キロ以内であったため、救済処置がとられ2位以下と同じ1秒遅れのタイムとなり、39位だった。総合は2分3秒遅れの54位。

 チームのエースが2度も落車に巻き込まれ、新城は「彼を集団に引き戻す仕事をしたために疲れた」とコメントした。

ジルベール7分58秒遅れ104位

 前日まで13秒差の総合7位につけていたフィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング)もクラッシュに巻き込まれ、左の足と腕を痛めた。そのまま走り続けたが、クラッシュで壊れたシューズの交換などで時間を使い、トップから7分46秒遅れの168位でゴール。総合は7分58秒遅れの104位まで転落した。

ホセホアキン・ロハスがリタイア

 第3ステージはクラッシュが続発。カンスタンティン・シフトソフ(ベラルーシ=チームスカイ)が左すねを骨折しリタイア第1号となった。また、ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)も鎖骨骨折で途中棄権となった。

<ステージ>
(1)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) 4時間42分58秒
(2)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +1秒
(3)ペーター・ベリトス(スロバキア=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン)
(5)ミハエル・アルバジーニ(スイス=オリカ・グリーンエッジ)
(6)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)
(7)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R)
(8)サムエル・サンチェス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(9)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク)
(10)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)
(39)新城幸也(ヨーロッパカー) +1秒

<総合>
(1)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) 14時間45分30秒
(2)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7秒
(3)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +10秒
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +11秒
(6)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +13秒
(7)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +17秒
(8)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +18秒
(9)ライダー・ヘシェダル(カナダ=ガーミン・シャープ) 
(10)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +19秒
(15)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) +23秒
(22)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +26秒
(30)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +38秒
(54)新城幸也(ヨーロッパカー) +2分3秒

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・第4S(4日、アブビル〜ルーアン=214.5km)

新城逃げて敢闘賞!日本初表彰台

 新城幸也(27=ヨーロッパカー)が逃げを決め、敢闘賞を獲得した。日本人選手が敢闘賞を獲得したのは、09年第21ステージの別府史之(当時スキル・シマノ)以来2人目となる。

 スタートすると、すぐに先頭に立ち、ダビド・モンクティエ(37、フランス=コフィデンス)アントニー・ドゥラプラス(22、フランス=ソール・ソジャサン)と3人で逃げを形成した。140キロ地点のスプリントポイントを先頭で通過するなど、ペースを作り続け、現地の中継でも何度もアップで映し出された。

 一時はメーン集団に8分半のリードをつけバーチャル・マイヨジョーヌとなったが、徐々にリードを失い、残り7・7キロ地点で最後の力を振り絞って先頭に立つも、ついに集団に吸収された。約207キロを逃げ、タイム差なしの110位でゴール。同じく逃げた地元フランス勢の2人を押しのけての敢闘賞獲得となった。総合は2分3秒遅れの53位。

 新城は「天気が分からなかったので、重くなればチャンスはあるかな、と。敢闘賞は、最初にアタックをかけたので『そうかな?』と思っていた。(表彰台は)あっという間、呼ばれてすぐ降りて、という感じだった」とコメントした。

 日本人がツールの表彰台に登るのは初めてで(別府の時は最終日のため、表彰台に乗らず)名前を呼ばれると、笑顔で右腕を挙げた。5日の第5Sでは、敢闘賞ゼッケンを付けレースをする。

(写真=敢闘賞を獲得した新城=AP)

グライペル落車回避しステージV

 残り2・7地点で落車が発生した波乱のステージを、アンドレ・グライペル(30、ドイツ=ロット・ベリソル)が5時間18分32秒のタイムで優勝した。2位はアレサンドロ・ペタッキ(38、イタリア=ランプレ・ISD)3位はトム・フィーレルス(27、オランダ=アルゴス・シマノ)だった。

 各チームがゴールスプリントへ向け態勢を整えつつあった残り2・7キロでの落車に、マーク・カベンディッシュ(27、英国=チームスカイ)ら有力スプリンターが巻き込まれた。その中で、「20番手以内にいた」というグライペルとロット・ベリソル勢は落車を回避、残り1キロでトレインを作り、残り300メートルでグライペルが先頭に躍り出ると、ペタッキらを制して先頭でゴールした。

 グライペルはレース後、「後ろで何か音を聞いたが、時速60キロで走っている時に後ろで何が起こっているかなんて気にしていられない。クラッシュがあったとしても、勝利に値するよ」と、ツール・ド・フランス通算2勝目を喜んだ。

 総合では、トップと同タイムの119位でゴールしたファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン)が首位を守り、5日連続でマイヨジョーヌ(総合1位)を守った。

(写真=ツール・ド・フランス通算2勝目を挙げたグライペル=AP)

カブ、ゴール直前クラッシュ落車

 第2ステージを制したマーク・カベンディッシュ(英国=チームスカイ)が、残り2・7キロ地点のクラッシュに巻き込まれて落車し、負傷した。チームスタッフがチェックした後、再び自転車に乗りゴールは4分以上遅れ188位だったが、ゴールから3キロ以内のクラッシュのため救済処置がとられ、トップと同タイムとなっている。チームは、深刻な負傷ではなく、明日第5ステージはスタートできるとしている。

 また、ロバート・ハンター(南アフリカ=ガーミン・シャープ)ダニエル・オス(イタリア=リクイガス・キャノンデール)もクラッシュに巻き込まれ、負傷した。



<ステージ>
(1)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) 5時間18分32秒
(2)アレサンドロ・ペタッキ(イタリア=ランプレ・ISD) +0秒
(3)トム・フィーレルス(オランダ=アルゴス・シマノ)
(4)マシュー・ゴス(オーストラリア=グリーンエッジ)
(5)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール)
(6)ジョナサン・カントウェル(オーストラリア=サクソバンク・ティンコフ)
(7)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)
(8)クリス・ベックマン(ベルギー=バカンソレイユ・DCM)
(9)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)
(10)ルーベン・ペレス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(110)新城幸也(ヨーロッパカー) +0秒

<総合>
(1)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) 20時間4分2秒
(2)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7秒
(3)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +10秒
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +11秒
(6)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +13秒
(7)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +17秒
(8)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +18秒
(9)ライダー・ヘシェダル(カナダ=ガーミン・シャープ)
(10)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +19秒
(11)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク) +21秒
(12)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +22秒
(13)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン)
(14)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス)
(15)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) +23秒

(23)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +26秒
(31)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +38秒
(53)新城幸也(ヨーロッパカー) +2分3秒

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・第5S(5日、ルーアン〜サン・カンタン=196.5km)

グライペル、スプリント制し2連勝

 アンドレ・グライペル(30、ドイツ=ロット・ベリソル)が前日の第4Sに続いて、2連勝を果たし、ツール通算3勝目をマークした。タイムは4時間41分30秒。2位はマシュー・ゴス(25、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)3位はフアンホセ・アエド(31、アルゼンチン=サクソバンク・ティンコフ)だった。

 逃げたマチュー・ラダニュス(27、フランス=FDJ・ビッグマット)パブロ・ウルタスン(32、スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)ヤン・ヘイスリンク(24、ベルギー=コフィディス)ジュリアン・シモン(26、フランス=ソール・ソジャサン)の4人が終盤まで残る展開となり、集団は各チームともトレインを築きながらの追走。

 残り1・3キロで逃げグループからヘースリンクが飛び出したが、残り1キロを切ってウルスタンが先頭を奪い返した。懸命に逃げたウルスタンも残り300メートルで捕まり、逃げグループはゴール寸前で集団にようやく吸収。オリカ・グリーンエッジのトレインから飛び出したゴスが先頭に立った。その直後からグライペルも抜け出しにかかり、激しい競り合いとなったが、最後はグライペルがゴスを競り落としをステージ2連勝を決めた。

 グライペルは「タフなステージだった。逃げを捕まえることができて幸運だった」と話した。

 総合は変動がなく、タイム差なしの32位に入ったファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン)が首位を守り、6日連続でマイヨジョーヌ(総合1位)を守った。

 なお、アルゴス・シマノのエース、マルセル・キッテル(英国)が途中棄権した。

(写真=2連勝したグライペル=AP)

新城タイム差なし58位 総合53位

 前日に敢闘賞を獲得した日本の新城幸也(27=ヨーロッパカー)は、敢闘賞の赤いゼッケンでレースに臨んだ。ゴール前2キロまで集団の前方に付けヨアン・ジェヌ(31=フランス)をアシストしてから後退。ゴール前のスプリントには加わらずタイム差なしの58位でゴールした。ジェヌは10位に食い込んだ。。

 新城の総合順位は変わらず、2分3秒遅れの53位となっている。

ファラー、クラッシュに怒り心頭

 この日もゴール前3キロを過ぎた地点でクラッシュが発生。タイラー・ファラー(米国=ガーミン・シャープ)がトム・フィーレルス(オランダ=アルゴス・シマノ)と接触して転倒。ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール)らが巻き込まれた。ファラーは左ヒジと左ヒザから血を流しながら最後にゴール。その後、フィーレルスを探して同チームバスへ突進し、怒りの叫び声を上げ、自チームのスタッフに連れ戻される一幕もあった。フィーレルスは後になって「ファラーはコーン・デコートの後ろに付きたかったのだろうが、そこにはすでに自分がいた。彼は我々のトレインに対する配慮がなかった」としている。フィーレルスは6位でゴールした。

 ファラーは今大会3度目のクラッシュだった。

カンチェラーラ史上最多27度目のマイヨジョーヌ

 ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン)はトップと同タイムの32位でゴールし、マイヨジョーヌを6日間守った。通算では27度目となり、ツール・ド・フランス総合優勝者以外では史上最多となった。カンチェラーラは「ツール・ド・フランスのこのような種類の歴史を作ったことは、とても特別な事だね」と話した。

<ステージ>
(1)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) 4時間41分30秒
(2)マシュー・ゴス(オーストラリア=グリーンエッジ) +0秒
(3)フアンホセ・アエド(アルゼンチン=サクソバンク・ティンコフ)
(4)サミュエル・デュムラン(フランス=コフィディス)
(5)マーク・カベンディッシュ(英国=チームスカイ)
(6)トム・フィーレルス(オランダ=アルゴス・シマノ)
(7)オスカル・フレイレ(スペイン=カチューシャ)
(8)アレサンドロ・ペタッキ(イタリア=ランプレ・ISD)
(9)セバスチャン・イノー(フランス=AG2R)
(10)ヨアン・ジェヌ(フランス=ヨーロッパカー)
(58)新城幸也(ヨーロッパカー) +0秒

<総合>
(1)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) 24時間45分32秒
(2)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7秒
(3)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +10秒
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +11秒
(6)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +13秒
(7)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +17秒
(8)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +18秒
(9)ライダー・ヘシェダル(カナダ=ガーミン・シャープ) 
(10)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +19秒
(11)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク) +21秒
(12)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +22秒
(13)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン)
(14)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス)
(15)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) +23秒
(23)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +26秒
(31)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +38秒
(53)新城幸也(ヨーロッパカー) +2分3秒

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・第6S(6日、エペルネー〜メス=207.5km)

サガン3勝目!大落車も

 ペテル・サガン(22、スロバキア=リクイガス・キャノンデール)が、第4、5Sを連勝したアンドレ・グライペル(30、ドイツ=ロット・ベリソル)に競り勝ち、今大会3勝目を挙げた。タイムは4時間37分0秒。グライペルは3連勝ならず2位、マシュー・ゴス(25、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)が3位だった。

 残り25キロで、100人以上を巻き込んだ大落車が発生、負傷、リタイアする選手が出る事態となった。この落車で集団は分断されてしまった。

 落車を免れた集団が、残り2キロを過ぎたところで逃げを吸収すると、残り1キロでロット・ベリソルが人数をそろえたトレインを形成。トレインの最後尾グライペルの直後にサガン、ゴスが控えた。サガンは、この日2度の落車に巻き込まれたグライペルがグレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド=ロット・ベリソル)から発射された瞬間、グライペルの番手から一気に先頭に躍り出た。グライペルも懸命に追いすがったが届かず、サガンが初出場のツールで、3度目のステージ優勝を決めた。

 サガンは「いい位置に付けた。これをキープすれば勝てると思った。グライペルの番手に付いたのはプラン通りだった」と話した。

 ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン)が、この日も総合首位をキープ、7日連続でマイヨジョーヌ(総合1位)を守った。

(写真=3勝目を挙げたサガン=AP)

新城、大落車巻き込まれ158位

 新城幸也(27、ヨーロッパカー)は残り25キロ地点での大落車に巻き込まれ、13分24秒差のステージ158位。総合でも15分23秒差の125位と順位を落とした。

ジロ優勝ヘシェダルが大落車で沈む

 残り25キロでの大落車でガーミン・シャープ(米国)が大打撃を受けた。

 前日まで18秒差の総合9位に付けていた、今年のジロ・デ・イタリア総合優勝のライダー・ヘシェダル(カナダ)はヒザを負傷し、ゴールはトップから13分以上遅れた184位でゴール。総合は13分38秒遅れの108位まで沈み、グランツール連覇の夢は絶望的となった。チームはヘシェダルが第7ステージに出場するかどうかは分からないとしている。

 また、ヨハン・バンスーメレン(ベルギー)もレース後に病院へ行き、トム・ダニエルソン(米国)はリタイアした。

 チームメートのデビッド・ミラー(英国)は「今まで遭遇した中で一番恐ろしいクラッシュだった。時速70キロ近くは出ていただろう。自分はラッキーだった。ライダーはたぶんダメだろう」と話した。

 他チームの有力選手では、フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン)、ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク)、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)らがタイムを失った。

<ステージ>
(1)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) 4時間37分
(2)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) +0秒
(3)マシュー・ゴス(オーストラリア=グリーンエッジ)
(4)ケニー・ファンヒュメル(オランダ=バカンソレイユ・DCM)
(5)フアンホセ・アエド(アルゼンチン=サクソバンク・ティンコフ)
(6)グレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド=ロット・ベリソル)
(7)アレサンドロ・ペタッキ(イタリア=ランプレ・ISD)
(8)ルーカ・パオリーニ(イタリア=カチューシャ)
(9)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)
(10)ブレット・ランカスター(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ) +4秒

(14)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +4秒
(37)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) +4秒
(82)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +2分9秒
(101)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +2分9秒
(110)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +3分31秒
(158)新城幸也(ヨーロッパカー) +13分24秒

<総合>
(1)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) 29時間22分36秒
(2)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7秒
(3)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +10秒
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +11秒
(6)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +13秒
(7)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +17秒
(8)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +18秒
(9)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) +19秒
(10)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン)
(11)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +22秒
(12)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス)
(13)ウラジミール・グセフ(ロシア=カチューシャ) +24秒
(14)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン)
(15)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +25秒

(34)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +2分40秒
(37)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +2分43秒
(51)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +4分13秒
(108)ライダー・ヘシェダル(カナダ=ガーミン・シャープ) +13分38秒
(125)新城幸也(ヨーロッパカー) +15分23秒

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・第7S(7日、トンブレンヌ〜プランシェ・デ・ベルフィーユ=199km)

フルームV!ウィギンス総合首位

 クリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)が、今大会初の山頂ゴールステージを、4時間58分35秒のタイムで優勝。ツール初勝利を果たした。2秒差の2位に昨年の覇者カデル・エバンス(35、オーストラリア=BMCレーシング)ブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)が同タイムで3位だった。

 プランシェ・デ・ベルフィーユの山頂を目指し、リッチー・ポート(27、オーストラリア)とフルームのチームスカイの2人が引っ張る展開。強力な引きに、フランク・シュレク(32、ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン)ら有力選手が続々と脱落していく。ポートが役割を終えて下がると、先頭を行くのはフルーム、ウィギンス、エバンスら5人となった。

 残り1キロを切り、エバンスが先頭に立つものの、抜け出すことができない。逆にフルームが残り200メートル仕掛けて再逆転。プランシェ・デ・ベルフィーユの上りを引き続けたフルームが、ステージ制覇にも成功し、両手を高々と突き上げてゴールを果たした。

 チームスカイは、ステージ優勝とともに、ウィギンスのマイヨジョーヌ(総合1位)獲得にも成功。レース後フルームは「すばらしい勝利、文句のないクライムだった。予想していなかった勝利で、ウィギンスがマイヨジョーヌを取れて最高の1日だよ」と語った。2位のエバンスは総合でも10秒差の2位に浮上した。

 日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は9分42秒差のステージ102位、総合では24分56秒差の113位となっている。

(写真=ガッツポーズでゴールするフルーム=AP)

<ステージ>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 4時間58分35秒
(2)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +2秒
(3)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)
(4)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +7秒
(5)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス) +19秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +44秒
(7)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +46秒
(8)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン)
(9)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +50秒
(10)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +56秒

(102)新城幸也(ヨーロッパカー) +9分42秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 34時間21分20秒
(2)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +10秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +16秒
(4)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス) +32秒
(5)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +54秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +59秒
(7)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +1分9秒
(8)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +1分22秒
(9)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +1分32秒
(10)マイケル・ロジャース(オーストラリア=チームスカイ) +1分40秒
(11)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) +1分43秒
(12)サムエル・サンチェス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +2分2秒
(13)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +2分11秒
(14)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ) +2分22秒
(15)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +2分25秒
(16)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +2分29秒
(17)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +3分4秒
(18)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +3分9秒
(19)トニー・ガロバン(フランス=レディオシャック・ニッサン) +3分13秒
(20)イバン・バッソ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)

(113)新城幸也(ヨーロッパカー) +24分56秒

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・第8S(8日、ベルフォール〜ポラントリュイ(スイス)=157.5km)

ピノが初V ウィギンス総合守る

 ティボー・ピノ(22、フランス=FDJ・ビッグマット)が、3時間56分10秒のタイムで初優勝した。26秒差でカデル・エバンス(35、オーストラリア=BMCレーシング)が2位、トニー・ガロバン(24、フランス=レディオシャック・ニッサン)が同タイムで3位に入った。

 ブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)が36時間17分56秒で第7Sに続きマイヨジョーヌ(総合1位)を守った。

 日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は16分41秒差のステージ129位、総合では41分11秒差の123位となっている。

(写真=後方の監督と勝利を確信してガッツポーズするピノ=AP)

<ステージ>
(1)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) 3時間56分10秒
(2)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +26秒
(3)トニー・ガロバン(フランス=レディオシャック・ニッサン)
(4)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)
(5)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)
(6)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット)
(7)クリス・フルーム(英国=チームスカイ)
(8)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ)
(9)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン)
(10)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン)

(129)新城幸也(ヨーロッパカー) +16分41秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 38時間17分56秒
(2)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +10秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +16秒
(4)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +54秒
(5)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +59秒
(6)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +1分32秒
(7)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +2分8秒
(8)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +2分11秒
(9)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +2分21秒
(10)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス) +2分27秒
(11)トニー・ガロバン(フランス=レディオシャック・ニッサン) +3分13秒
(12)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +3分24秒
(13)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +3分41秒
(14)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +3分43秒
(15)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +3分47秒
(16)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +4分3秒
(17)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +4分8秒
(18)イバン・バッソ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +4分12秒
(19)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +4分24秒
(20)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +4分26秒

(123)新城幸也(ヨーロッパカー) +41分11秒

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・第9S(9日、個人タイムトライアル、アルケ・スナン〜ブザンソン=41.5km)

ウィギンスV エバンスとの差開く

 個人タイムトライアルが行われ、51分24秒でブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)が優勝。35秒差でクリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)が2位、ファビアン・カンチェラーラ(31、スイス=レディオシャック・ニッサンが57秒差で3位に入った。

 ウィギンスは総合では同2位カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)との差を、前日の10秒から1分53秒差へと大きく開き、「タイムトライアルは得意なのでワクワクしていた。これまでで最高のタイムトライアルだった。ステージ優勝はクリスマスのようで、とてもハッピーだ。」と喜んだ。

 トップと1分43秒の6位でゴールしたエバンスは、ワンツーフィニッシュしたウィギンスとフルームに「とてもとても強い選手だ」と舌を巻いた。自分のタイムには「少し失望した。最高のタイムトライアルではなかったが、そんなに悪いものでもなかった」と話した。

 総合争いでは、第7ステージに優勝し、この日のタイムトライアルで2位と健闘したフルームがトップと2分7秒差の3位に浮上。4位に2分23秒差でビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)、5位に3分2秒差でデニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ)と続いている。

 日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は7分14秒差の125位でゴール。総合は48分25秒差の121位となった。

(写真=個人タイムトライアルを走るウィギンス=AP)

<ステージ>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 51分24秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +35秒
(3)ファビアン・カンチェラーラ(スイス=レディオシャック・ニッサン) +57秒
(4)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +1分6秒
(5)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ) +1分24秒
(6)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +1分43秒
(7)ペーター・ベリトス(スロバキア=オメガファルマ・クイックステップ) +1分59秒
(8)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分7秒
(9)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +2分8秒
(10)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +2分9秒
(12)トニ・マルティン(ドイツ=オメガファルマ・クイックステップ) +2分16秒
(44)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +4分32秒

(125)新城幸也(ヨーロッパカー) +7分14秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 39時間9分20秒
(2)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +1分53秒
(3)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分7秒
(4)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分23秒
(5)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +3分2秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=ラジオシャック) +3分19秒
(7)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) 4分23秒
(8)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +5分14秒
(9)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +5分20秒
(10)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +5分29秒
(11)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +5分46秒
(12)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス) +5分56秒
(13)トニー・ガロバン(フランス=レディオシャック・ニッサン) +5分59秒
(14)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +6分29秒
(15)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +6分33秒
(16)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ) +8分18秒
(17)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +8分19秒
(18)ジェローム・コッペル(フランス=ソール・ソジャサン) +8分31秒
(19)リーバイ・ライプハイマー(米国=オメガファーマ・クイックステップ) +8分34秒
(20)ペーター・ベリトス(スロバキア=オメガファルマ・クイックステップ) +8分44秒

(121)新城幸也(ヨーロッパカー) +48分25秒

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・休息日(10日)
 
・第10S(11日、マコン〜ベルガルド・シュル・バルスリーヌ=194.5km)

ボクレールV!新城サポート

 トマ・ボクレール(33、フランス=ヨーロッパカー)が、4時間46分26秒のタイムでステージ優勝。ツール3勝目を挙げた。ミケーレ・スカルポーニ(32、イタリア=ランプレ・ISD)が3秒差の2位、イェンス・フォイクト(40、ドイツ=レディオシャック・ニッサン)が7秒差の3位だった。

 超級山岳グラン・コロンビエール峠の上りで、ボクレール、スカルポーニ、ルイスレオン・サンチェス(28、スペイン=ラボバンク)ドリース・デベニンス(28、ベルギー=オメガファルマ・クイックステップ)の4人が飛び出した。残り9キロで、フォイクトが追いつき、前を行くのは5人となった。

 残り3キロで、デベニンスのアタックに対し、残りの4人はすぐには反応しなかったが、フォイクトが抜け出しにかかると、ボクレールはこの直後につけた。残り1キロを切ったところで、ボクレールはフォイクトをかわすと、一気にデベニンスもかわし、先頭に躍り出た。最後は追いすがるスカルポーニらを振り切って先頭ゴールを果たした。

 総合争いのブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)カデル・エバンス(35、オーストラリア=BMCレーシング)はともに3分16秒差でゴール、この日もマイヨジョーヌ(総合1位)はウィギンスが守り、2位エバンスとの差は1分53秒で変わらず。

 日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は序盤の25人の逃げ集団に加わった。積極的に先頭に立ち集団をコントロール、パンクで自転車交換をしたチームメート・ボクレールのサポートも行った。残り58キロで逃げ集団から下がったが、ボクレールのステージ優勝に貢献した。このステージ15分4秒差の73位、総合では1時間0分13秒差の95位となった。

(写真=優勝したボクレール=AP)

<ステージ>
(1))トマ・ボクレール(フランス=ヨーロッパカー) 4時間46分26秒
(2)ミケーレ・スカルポーニ(イタリア=ランプレ) +3秒
(3)イェンス・フォイクト(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +7秒
(4)ルイスレオン・サンチェス(スペイン=ラボバンク) +23秒
(5)ドリース・デベニンス(ベルギー=クイックステップ) +30秒
(6)サンディ・カザール(フランス=FDJ・ビッグマット) +2分44秒
(7)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(8)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー)
(9)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット)
(10)ドミトリー・フォフォノフ(カザフスタン=アスタナ) +2分52秒

(12)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +3分16秒
(13)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +3分16秒
(15)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +3分16秒
(26)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +3分16秒
(73)新城幸也(ヨーロッパカー) +15分4秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 43時間59分2秒
(2)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +1分53秒
(3)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分7秒
(4)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分23秒
(5)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +3分2秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=ラジオシャック) +3分19秒
(7)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) 4分23秒
(8)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +4分48秒
(9)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +5分29秒
(10)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +5分31秒
(11)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +5分46秒
(12)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス) +5分56秒
(13)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +6分29秒
(14)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +6分33秒
(15)ミケーレ・スカルポーニ(イタリア=ランプレ) +7分14秒
(16)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +8分19秒
(17)ジェローム・コッペル(フランス=ソール・ソジャサン) +8分31秒
(18)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +8分53秒
(19)リーバイ・ライプハイマー(米国=オメガファーマ・クイックステップ) +8分58秒
(20)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +9分28秒

(121)新城幸也(ヨーロッパカー) +48分25秒

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・第11S(12日、アルベールヴィル〜ラ・トゥッスイール=148km)

ローラン独走V!ヨーロッパカー連勝

 ピエール・ローラン(25、フランス=ヨーロッパカー)が4時間43分54秒のタイムでステージ優勝、ツール2勝目を挙げた。ヨーロッパカーは前日のトマ・ボクレール(33=フランス)に続いて、山岳ステージ連勝を決めた。

 ローランは第3山岳を過ぎた下りで、転倒するアクシデントもあったが、4人の逃げ集団から残り11キロで抜け出しに成功。後続に55秒差をつけて独走ゴールし、自転車を掲げて喜びを爆発させた。ティボー・ピノ(22、フランス=)が2位、クリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)が同タイムで3位だった。

 ローランは「半年もの間、このステージを夢見ていた。今朝は『俺の番だ。俺の番だ』と言いながら祈った。(昨年19ステージに続く)アルプスでの2勝目だが、この気持ちを何と表現していいか分からない」と話した。

 日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は34分11秒差のステージ161位、総合では1時間33分27秒差の101位となっている。

(写真=自転車を掲げて勝利を喜ぶローラン=AP)

ウィギンス堅首 エバンス4位後退

 マイヨジョーヌ(総合1位)のブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)はトップから57秒差の6位でゴールし、首位を守った。昨年の覇者カデル・エバンス(35、オーストラリア=BMCレーシング)は残り63キロでアタックを仕掛ける攻めのレースを展開したが、残り5キロでウィギンスのグループから脱落。先頭から2分23秒差の11位に終わり、総合でも3分19秒差の4位に後退した。

 総合2位には2分5秒差でフルームが浮上。残り10キロからアタックをかけたビンチェンツォ・ニバリ(27、イタリア=リクイガス・キャノンデール)は一時ウィギンスから30秒近いリードを奪ったものの、その後追いつかれ、ウィギンスと同タイムのステージ5位。総合3位と1つ順位を上げたが、タイム差は2分23秒差で変わらず。

(写真=6位でゴールしマイヨジョーヌを守ったウィギンス(右)。左はニバリ=AP)

<ステージ>
(1)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) 4時間43分54秒
(2)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +55秒
(3)クリス・フルーム(英国=チームスカイ)
(4)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +57秒
(5)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)
(6)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)
(7)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +1分8秒
(8)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +1分58秒
(9)バシリ・キリエンカ(ベラルーシ=モビスター) +2分13秒
(10)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +2分23秒
(11)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +2分23秒

(161)新城幸也(ヨーロッパカー) +34分11秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 48時間43分53秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分5秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分23秒
(4)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +3分19秒
(5)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +4分48秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +6分15秒
(7)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +6分57秒
(8)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +7分30秒
(9)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +8分31秒
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +8分51秒
(11)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +9分29秒
(12)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +9分45秒
(13)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +10分49秒
(14)ジェローム・コッペル(フランス=ソール・ソジャサン) +11分27秒
(15)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +12分41秒
(16)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +16分20秒
(17)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +17分41秒
(18)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +18分10秒
(19)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +19分2秒
(20)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +20分12秒

(101)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間33分27秒

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・第12S(13日、サンジャン・ド・モーリエンヌ〜アノネー=226km)

ミラー9年ぶり4度目ステージV

 デビッド・ミラー(35、英国=ガーミン・シャープ)が、今大会最長ステージを5時間42分36秒で制し、ツール通算で4勝目を挙げた。2位はジャンクリストフ・ペロー(35、フランス=AG2R・ラモンディアル)、3位はエゴイ・マルティネス(34、スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)だった。

 ミラー、ペロー、マルティネス、シリル・ゴティエ(フランス=ヨーロッパカー)、ロベルト・キセルロウスキー(クロアチア=アスタナ)の5人の逃げが終盤でもメーン集団を10分以上リードしたままとなり、ステージ優勝は逃げ集団に絞られた。先手をうかがう駆け引きでこう着状態が続いたが、残り2・7キロでペローの仕掛けが決まった。この仕掛けでミラー以外の3人が脱落、勝負は一騎打ちの形になった。残り200メートルで、ペローが飛び出しにかかったが、ミラーがこれに反応。激しい競り合いは、最後にミラーが前に出て決着。03年の第19S(個人タイムトライアル)以来9年ぶりのステージ優勝を果たした。また、今大会の英国人の優勝はマーク・カベンディッシュ、クリス・フルーム、ブラッドリー・ウィギンス(すべてチームスカイ)に続き4人目。

 チームはジロ・デ・イタリア総合優勝のライダー・ヘシェダル(カナダ)、トム・ダニエルソン(米国)がすでにリタイアしているが、ミラーは「今日は、自分たちがここにいることを見せつけられたし、ガーミン・シャープが世界のベストチームのひとつであることも証明できた」と胸を張った。

 ブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)ら総合上位陣を含んだメーン集団は7分54秒遅れでゴール。総合争いは変動がなく、ウィギンスが6ステージ連続でマイヨジョーヌ(総合1位)を守った。日本の新城幸也(27=ヨーロッパカー)は10分15秒差の100位、総合でも1時間35分48秒差の100位となっている。

(写真=ペロー(左)との一騎打ちを制して優勝したミラー=AP)

ゴス斜行で降格&30ポイント減点

 メーン集団のゴールスプリントは、前日まで27ポイント差でポイント賞を争う首位ペテル・サガン(22、スロバキア=リクイガス・キャノンデール)と2位マシュー・ゴス(25、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)がデットヒート。ゴール手前でゴスが左に寄り、サガンの進路をふさぐ形になった。サガンはゴスを指差して、進路妨害をアピールしながらゴール。先着したのはゴスだったが、サガンの主張が通りゴスは斜行で降格処分。サガンが6位、ゴスが7位と順位が入れ替わった。さらにゴスは30ポイント減点され、この日23ポイントを加算したが198ポイントとなり、22ポイントを加算した首位サガンの254ポイントからは大きく引き離された。

 だが、ゴスはポイント賞をまだあきらめておらず、「ステージ優勝とグリーンジャージー獲得が変わらぬ目標だ。明日のステージに集中している。見てろよ」と、第13ステージの平たんコースにすでに目は向いている。

(写真=ゴス(左)の進路妨害をアピールするサガン=AP)

ヘーシンクがリタイア

 ラボバンクのチームリーダー、ロベルト・ヘーシンク(オランダ)がこの日はスタートしなかった。トップのブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)からは1時間以上遅れた67位に沈んでおり、チームはブエルタ・ア・エスパーニャに照準を合わせるためとしている。同チームは残っている選手は4人となった。

 また、トム・フィーレルス(オランダ=アルゴス・シマノ)、ダビド・モンクティエ(フランス=コフィディス)が途中リタイアした。

<ステージ>
(1)デビッド・ミラー(英国=ガーミン・シャープ) 5時間42分46秒
(2)ジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル) +0秒
(3)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +5秒
(4)シリル・ゴティエ(フランス=ヨーロッパカー)
(5)ロベルト・キセルロウスキー(クロアチア=アスタナ)
(6)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) +7分53秒
(7)マシュー・ゴス(オーストラリア=グリーンエッジ)
(8)セバスチャン・イノー(フランス=AG2R) +7分54秒
(9)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)
(10)ルーカ・パオリーニ(イタリア=カチューシャ)

(12)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7分54秒
(15)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +7分54秒
(17)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +7分54秒
(100)新城幸也(ヨーロッパカー) +10分15秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 54時間34分33秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分5秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分23秒
(4)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +3分19秒
(5)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +4分48秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +6分15秒
(7)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +6分57秒
(8)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +7分30秒
(9)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +8分31秒
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +8分51秒
(11)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +9分29秒
(12)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +9分45秒
(13)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +10分49秒
(14)ジェローム・コッペル(フランス=ソール・ソジャサン) +11分27秒
(15)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +12分41秒
(16)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +17分21秒
(17)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +17分41秒
(18)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +18分4秒
(19)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +18分55秒
(20)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +19分2秒

(100)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間35分48秒

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・第13S(14日、サンポール・トロワシャトー〜ルキャプ・ダグド=217km)

ウィギンスが引き!グライペルV

 アンドレ・グライペル(30、ドイツ=ロット・ベリソル)が、ゴールスプリントを制し、4時間57分59秒のタイムでステージ優勝。今大会3勝目を挙げた。2位はペテル・サガン(22、スロバキア=リクイガス・キャノンデール)が2位、エドバルド・ボアッソンハーゲン(25、ノルウェー=チームスカイ)が3位だった。

 残り1キロ、前を行くルイスレオン・サンチェス(28、スペイン=ラボバンク)マチュー・スプリック(30、フランス=アルゴス・シマノ)を先頭で追いかけたのは、マイヨジョーヌ(総合1位)のブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)だった。チームメートのボアッソンハーゲンのアシストに回り、あっという間に前2人をとらえると、ボアッソンハーゲンを発射した。ボアッソンハーゲンの直後にいたグライペルが、ボアッソンハーゲンをかわすと、猛追してきたサガンを車輪1/3差押さえ切って、先頭でゴールした。

 総合首位のまさかの引きに、LLサンチェスは車上で驚きの表情を見せ、グライペルも「ウィギンスが行かなかったら、ステージ優勝はなかったかもしれない」とレース後に振り返った。ウィギンス自身は、タイム差なしの12位でゴール。7ステージ連続のマイヨジョーヌを獲得した。総合上位の選手たちも、ウィギンスと同タイムでゴールしたため、総合争いに大きな変動はなかった。

 日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は残り4キロで、分断された集団を先頭で引っ張り、追いつかせる役目を果たした。チームメートのトマ・ボクレール(33、フランス)と一緒に、1分45秒差の48位でゴール、総合では88位となった。

(写真=優勝しガッツポーズするグライペル=AP)

<ステージ>
(1)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) 4時間57分59秒
(2)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) +0秒
(3)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)
(4)セバスチャン・イノー(フランス=AG2R)
(5)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)
(6)ジュリアン・シモン(フランス=ソール・ソジャサン)
(7)マルコ・マルカート(イタリア=バカンソレイユ・DCM)
(8)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング)
(9)ペーター・ベリトス(スロバキア=オメガファルマ・クイックステップ)
(10)ダニロ・ホンド(ドイツ=ランプレ・ISD)

(11)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +0秒
(12)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +0秒
(15)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +0秒
(16)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +0秒
(48)新城幸也(ヨーロッパカー) +1分45秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 59時間32分32秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分5秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分23秒
(4)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +3分19秒
(5)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +4分48秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +6分15秒
(7)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +6分57秒
(8)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +7分30秒
(9)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +8分31秒
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +8分51秒
(11)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +9分29秒
(12)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +9分45秒
(13)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +10分49秒
(14)ジェローム・コッペル(フランス=ソール・ソジャサン) +11分27秒
(15)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +12分41秒
(16)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +17分21秒
(17)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +17分41秒
(18)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +18分4秒
(19)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +19分2秒
(20)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +20分12秒

(88)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間37分37秒

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・第14S(15日、リムー〜フォワ=191km)

アタック決めLLサンチェス優勝

 ルイスレオン・サンチェス(28、スペイン=ラボバンク)が4時間50分29秒でステージ優勝、ツール4勝目を挙げた。47秒差の2位にペテル・サガン(22、スロバキア=リクイガス・キャノンデール)、同タイムでサンディ・カザール(33、フランス=FDJ・ビッグマット)が3位に入った。

 メーン集団を引っ張るチームスカイが逃げを容認し、パンクが続出する事態も重なって、ステージ優勝はLLサンチェス、サガン、カザール、フィリップ・ジルベール(29、ベルギー=BMCレーシング)ゴルカ・イサギレ(24、スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)の5人に絞られた。残り11キロ、サガンが食料補給をする一瞬のスキを突いて、LLサンチェスが飛び出した。サガンとジルベールがけん制し合い、残りの4人はこれに反応することができなかった。  アタックを一発で成功させた、LLサンチェスがそのまま独走し、喜びを爆発させながら先頭ゴールを果たした。今大会は第1Sの落車で骨折しながらもレースを続け、前日の第13Sでも終盤まで逃げ続ける積極的な走りを見せていた。レース後「勝つのは難しいけど、挑戦は続けないと。逃げがハマったね」と語った。残りの4人の2位争いは、スプリント力で勝るサガンが制した。

 アクシデントの影響で、総合上位の選手に戦いは起こらず、18分15秒差の15位だったブラッドリー・ウィギンス(31、英国=チームスカイ)が、8ステージ連続のマイヨジョーヌを獲得。上位選手に変動はない。

 日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は28分18秒差の126位、総合では1時間47分36秒差の93位となっている。

(写真=優勝したルイスレオン・サンチェス=AP)

画びょうまかれた!パンク続発

 1級山岳ミュール・ド・ペゲールの山頂でアクシデントが起きた。総合3位のカデル・エバンス(35、オーストラリア=BMCレーシング)が自転車の後輪のパンクでストップ。チームメートの自転車の後輪を付け替え走り出すも、再びパンク。さらに前輪もパンクと3度のパンクに見舞われた。その他の選手にもパンクが続発し、混乱した状況になった。

 この事態に、メーン集団を引っ張る総合首位ブラッドリー・ウィギンス(31、英国)らのチームスカイは、総合順位に影響を出さないよう、エバンスを待つためペースを落とす。しかし、総合9位のピエール・ローラン(25、フランス=ヨーロッパカー)が気付かずに、アタックをかけてしまった。集団はローランを追いかける必要に迫られ、エバンスはなかなか追いつくことができない状況が続いた。最終的にローランは集団に戻り、フォワの周回コースでエバンスも追いつき、総合争いに影響はでなかった。

 相次ぐパンクにレースディレクターは「画びょうがまかれた。30人位の選手がパンクした。憲兵隊を使って犯人を探させる」と怒り心頭。その一方で「理性的なレースをしてくれた」と、エバンスを待ったチームスカイに感謝した。ウィギンスはレース後「(エバンスを)待つのは当然。(画びょうがまかれ)とても残念だ」と話した。

<ステージ>
(1)ルイスレオン・サンチェス(スペイン=ラボバンク) 4時間50分29秒
(2)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) +47秒
(3)サンディ・カザール(フランス=FDJ・ビッグマット)
(4)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング)
(5)ゴルカ・イサギレ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(6)セルジオ・パウリーニョ(ポルトガル=サクソバンク・ティンコフ) +2分51秒
(7)セバスチャン・ミナール(フランス=AG2R)
(8)マルティン・ベリトス(スロバキア=オメガファルマ・クイックステップ) +3分49秒
(9)エドアルド・ボルガノフ(ロシア=カチューシャ) +4分51秒
(10)スティーフェン・クルイシュウィック(オランダ=ラボバンク) +4分53秒

(15)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +18分15秒
(16)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +18分15秒
(17)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +18分15秒
(20)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +18分15秒
(126)新城幸也(ヨーロッパカー) +28分18秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 64時間41分16秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分5秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分23秒
(4)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +3分19秒
(5)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +4分48秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +6分15秒
(7)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +6分57秒
(8)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +7分30秒
(9)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +8分31秒
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +8分51秒
(11)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +9分29秒
(12)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +9分45秒
(13)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +10分49秒
(14)ジェローム・コッペル(フランス=ソール・ソジャサン) +11分27秒
(15)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +12分41秒
(16)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +17分21秒
(17)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +17分41秒
(18)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +18分4秒
(19)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +19分2秒
(20)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +20分12秒

(93)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間47分36

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・第15S(16日、サマタン〜ポー=158.5km)

フェドリゴV、ウィギンス堅首

 ピエリック・フェドリゴ(33、フランス=FDJ・ビッグマット)が3時間40分15秒で優勝し、2010年の第16ステージ以来、4度目のステージ優勝を飾った。最後まで競り合ったクリスチャン・バンデベルデ(36、米国=ガーミン・シャープ)が同タイムで2位、トマ・ボクレール(33、フランス=ヨーロッパカー)が12秒差で3位に入った。

 逃げが決まったフェドリゴ、バンデベルデ、トマ・ボクレール(フランス=ヨーロッパカー)、サミュエル・デュムラン(フランス=コフィディス)、ドリース・デベニンス(ベルギー=オメガファルマ・クイックステップ)ニキ・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ)の6人のグループから、残り6・6キロでフェドリゴが飛び出し、バンデベルデだけが追従。2人のマッチアップの展開となった。互いにけん制し合い、フェドリゴの番手についていたバンデベルデがゴール直前にアタック。何度も振り返りながらタイミングを計っていたフェドリゴも同時にスプリントを開始し、バンデベルデの先行を許さずにフィニッシュラインを越えた。

 総合争いは変動がなく、11分50秒遅れのメーン集団の22位でゴールしたブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)が、68時間33分21秒で9ステージ連続でマイヨジョーヌ(総合1位)を守った。日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は11分50秒差の114位、総合でも1時間47分36秒差の92位と順位を上げている。

 この日、シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)、ブレット・ランカスター(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)ら6選手がリタイア。合計では42選手がレースを去った。

(写真=第15ステージを制したフェドリゴ。後方は2位のバンデベルデ=AP)

<ステージ>
(1)ピエリック・フェドリゴ(フランス=FDJ・ビッグマット) 3時間40分15秒
(2)クリスチャン・バンデベルデ(米国=ガーミン・サーベロ) +0秒
(3)トマ・ボクレール(フランス=ヨーロッパカー) +12秒
(4)ニキ・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ)
(5)ドリース・デベニンス(ベルギー=オメガファルマ・クイックステップ) +21秒
(6)サミュエル・デュムラン(フランス=コフィディス) +1分8秒
(7)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) +11分50秒
(8)タイラー・ファラー(米国=ガーミン・シャープ)
(9)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール)
(10)クリス・ベックマン(ベルギー=バカンソレイユ・DCM)

(21)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +11分50秒
(22)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +11分50秒
(23)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +11分50秒
(24)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +11分50秒
(42)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +11分50秒
(114)新城幸也(ヨーロッパカー) +11分50秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 68時間33分21秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分5秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分23秒
(4)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +3分19秒
(5)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +4分48秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +6分15秒
(7)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +6分57秒
(8)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +7分30秒
(9)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +8分31秒
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +8分51秒
(11)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +9分29秒
(12)フランク・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +9分45秒
(13)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +10分49秒
(14)ジェローム・コッペル(フランス=ソール・ソジャサン) +11分27秒
(15)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +12分41秒
(16)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +17分21秒
(17)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +17分41秒
(18)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +18分4秒
(19)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +19分2秒
(20)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +20分12秒
(92)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間47分36秒

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・休息日(17日)

Fシュレク、ドーピング陽性でツール去る

 フランク・シュレク(32、ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン)が17日、ドーピング検査でキシパミドと呼ばれる禁止された利尿剤の陽性反応を示した。このため、チームはF・シュレクのツール・ド・フランスからのリタイアを決定した。

 F・シュレクは昨年の同大会で総合3位に入り、今年は第15ステージまでトップに9分45秒差の総合12位に付けていた。

・第16S(18日、ポー〜バニェール・ド・リュション=197km)

ボクレールV新城アシスト称える

 トマ・ボクレール(33、フランス=ヨーロッパカー)が5時間35分2秒のタイムでステージ優勝し、第10Sに続いて、今大会2勝目、ツール通算4勝目を挙げた。1分40秒差の2位にクリスアンケル・ソレンセン(27、デンマーク=サクソバンク・ティンコフ)、3分22秒差の3位にゴルカ・イサギレ(24、スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)が入った。

 ボクレールは逃げ集団から一緒に飛び出した、ブリース・フェイユー(26、フランス=ソール・ソジャサン)を残り22キロ、最後の山岳ペイルスルド峠の上りで振り切った。そのまま下りも一人旅を決め、沿道から大歓声が起こる中、両手を挙げてゴールに飛び込んだ。今大会最高地点となる標高2115メートルのトゥール・マレー峠を含む4つの山岳をすべて先頭で通過し、山岳賞ジャージも獲得した。

 ボクレールのチームメートである新城幸也(27)は序盤、逃げ集団を引っ張り、最初の山岳オービスク峠をボクレールが先頭で通過するのをアシスト、自らの役割をきっちりと果たした。ボクレールもレース後、新城のアシストを称え、表彰台で新城に向かってサムアップをしてみせた。新城はこのステージ22分15秒差の74位、総合では2時間2分42秒差の87位となった。

(写真=両手を広げてゴールする、優勝したボクレール=AP)

ウィギンス譲らず上位3人同時ゴール

 総合争いはブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)が10ステージ連続でマイヨジョーヌ(総合1位)を守った。ペイルスルド峠の上りで、総合3位ビンチェンツォ・ニバリ(27、イタリア=リクイガス・キャノンデール)のアタックに対し、同僚で総合2位のクリス・フルーム(27、英国)とともに対応。その後の下りでも、ニバリにリードを奪わせず、7分9秒差で3人同時にゴールした。

(写真=(左から)ニバリ、フルーム、ウィギンスの上位3人はそろってゴール=AP)

前回王者エバンス、腹痛で遅れる

 昨年の覇者で総合4位に付けていたカデル・エバンス(35、オーストラリア=BMCレーシング)が、総合首位のブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)から5分ほど遅れた35位でゴール。ウィギンスとの差は8分6秒と開き総合では7位に転落した。最後の山岳ペイルスルド峠の麓までにそれまでの40秒の遅れをチームメートの引きで取り戻していたが、上りで再び引き離された。レース前から腹痛があり「レース2時間前にこういう状態になると、力が出しきれないね。大丈夫かと思ったが、明らかに普通のレベルでもなかった」と振り返った。BMCレーシングでは代わって23歳のティージェイ・バンガードレン(米国)が同チームの最上位の6位に浮上した。

(写真=エバンス(右)は35位でゴール=AP)

<ステージ>
(1)トマ・ボクレール(フランス=ヨーロッパカー) 5時間35分2秒
(2)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +1分40秒
(3)ゴルカ・イサギレ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +3分22秒
(4)アレクサンドレ・ビノクロフ(カザフスタン=アスタナ)
(5)ブリース・フェイユー(フランス=レパード・トレック) +3分58秒
(6)イェンス・フォイクト(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +4分18秒
(7)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・サーベロ) +6分8秒
(8)シモーネ・ストルトーニ(イタリア=ランプレ・ISD)
(9)ジャンパオロ・カルーゾ(イタリア=カチューシャ)
(10)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク) +6分11秒

(11)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +7分9秒
(12)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +7分9秒
(13)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +7分9秒
(15)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +8分7秒
(35)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +11分56秒
(74)新城幸也(ヨーロッパカー) +22分15秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 74時間15分32秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分5秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分23秒
(4)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +5分46秒
(5)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +7分13秒
(6)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +7分55秒
(7)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +8分6秒
(8)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +9分9秒
(9)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +10分10秒
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +11分43秒
(11)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +11分47秒
(12)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +13分14秒
(13)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +13分39秒
(14)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +14分43秒
(15)ジェローム・コッペル(フランス=ソール・ソジャサン) +20分12秒
(16)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +21分6秒
(17)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +21分26秒
(18)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +21分41秒
(19)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +22分47秒
(20)エドアルド・ボルガノフ(ロシア=カチューシャ) +24分20秒

(87)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間2分42秒

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・第17S(19日、バニェール・ド・リュション〜ペイラギュード=143.5km)

バルベルデが逃げ切り通算3勝目

 アレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)が4時間12分11秒のタイムでステージ優勝、ツール3勝目を挙げた。総合首位ブラッドリー・ウィギンス(32、英国)と同2位クリス・フルーム(27、英国)のチームスカイ勢が19秒差で続き、フルームがステージ2位、ウィギンスが3位。安定した戦いぶりで、ウィギンスはマイヨジョーヌ(総合1位)を11ステージ連続で守った。昨年覇者のカデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)はこの日も遅れ、トップから2分10秒差の18位でゴールし、総合順位は6位に浮上したもののタイム差は9分57秒に広がった。

 バルベルデは残り35キロ、超級バレス峠の上りでアタックに成功、その後は独走となった。終盤のペイルスルド、ペイラギュード峠の上りでは、後続にタイムを詰められたものの、最後まで先頭を譲ることはなくそのまま逃げ切り、ピレネー最終戦を勝利で飾った。2年間の出場停止から今年復帰したバルベルデは、目に涙を浮かべながら「残りが700メートルになった時、とてもとてもハッピーな気分になった」と、ツアー・ダウンアンダー、パリ〜ニースに続くステージ優勝を喜んだ。

 日本の新城幸也(27=ヨーロッパカー)はこのステージ16分6秒差の78位、総合では2時間18分29秒差の83位となっている。

(写真=逃げ切りでステージ優勝したバルベルデ=AP)

ウィギンス、英国人初Vへ前進

 今大会最後の山岳ステージで、ブラッドリー・ウィギンス(32、英国=チームスカイ)は、チームメートのクリス・フルーム(27=英国)に引かれトップから19秒差の3位でゴールし、11日連続でマイヨジョーヌ(総合1位)を守った。総合3位のビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)は37秒差の7位と遅れ、2分41秒差に後退。英国人初の総合優勝へ大きく前進するとともに、この日2位に入った総合2位のフルームとのワンツーフィニッシュもほぼ確実にした。

 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)を追走する7人のグループにいたウィギンスとフルームは、フルームの引きで残り3キロを切ったところでニバリ、ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング)を振り落とし、さらに残り2・5キロではピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー)、ジェローム・ピノー(フランス=クイックステップ)、ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット)を突き放し、そのままの勢いでアレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)も追撃にかかったが、フルームのスピードにウィギンスがついていけず、ややスローダウン。その後はフルームが後ろを振り返りながら先頭を引きゴールを目指し、2、3位でフィニッシュした。

 ウィギンスは「クリスが『カモン、カモン』と言いながら勇気付けてくれた。彼は本当に強い。ツール・ド・フランスを勝てる力がある」と話した。

 残りは3ステージ。明日第18ステージと最終日の第20ステージは平たんコースで総合順位の変動は期待できない。最終日前日の第19ステージはウィギンスの得意な個人タイムトライアルとなっており、ここで総合優勝争いが決着するがウィギンスの優位は動かない。

 ウィギンスが総合優勝すれば、五輪のトラック金メダリストでは初。また、第7ステージからマイヨジョーヌを守り続けたのは1981年のベルナール・イノー(フランス)以来となる。

(写真=フルーム(先頭)に引かれゴールを目指すウィギンス=AP)

<ステージ>
(1)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) 4時間12分11秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +19秒
(3)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)
(4)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +22秒
(5)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +26秒
(6)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット)
(7)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +37秒
(8)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +54秒
(9)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +1分2秒
(10)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・サーベロ) +1分11秒

(17)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +2分10秒
(18)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +2分10秒
(22)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +3分17秒
(78)新城幸也(ヨーロッパカー) +16分6秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 78時間28分2秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分5秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分41秒
(4)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +5分53秒
(5)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +8分30秒
(6)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +9分57秒
(7)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +10分11秒
(8)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +10分17秒
(9)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +11分
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +11分46秒
(11)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +12分58秒
(12)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +14分9秒
(13)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +14分22秒
(14)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +18分34秒
(15)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +22分42秒
(16)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +24分24秒
(17)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +25分32秒
(18)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +29分23秒
(19)エドアルド・ボルガノフ(ロシア=カチューシャ) +33分7秒
(20)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +33分38秒
(83)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間18分29秒

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・第18S(20日、ブラニャック〜ブリーブ・ラ・ガイヤルド=222.5km)

カブ強い!7連覇ランスに並ぶ22勝

 マーク・カベンディッシュ(27、英国=チームスカイ)がスプリント勝負で圧倒的な強さを見せ、今大会2勝目を挙げた。通算では22勝目で、7連覇したランス・アームストロングに並んだ。2位はマシュー・ゴス(25、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)、3位はペテル・サガン(22、スロバキア=リクイガス・キャノンデール)が入った。

 残り10キロで逃げがすべて吸収された後、ルイスレオン・サンチェス(スペイン=ラボバンク)、アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン)、ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R)がアタック。その逃げを追ってブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)、エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)、カベンディッシュの順でチームスカイがトレインを形成。残り300メートルでスプリントを開始したカベンディッシュは、逃げ残っていたロッシュ、LL・サンチェスをあっという間にかわし、両手を突き上げながらフィニッシュラインを越えた。抜かれたLL・サンチェスがため息をついて足を止めるほどの速さだった。アシストしたウィギンスは「今朝、トレインを作ってカベンディッシュのラストを助けようと決めていたんだ。これは彼への贈り物だ」と、チームメートの優勝を喜んだ。

 このカベンディッシュの優勝で、今大会の英国選手のステージ優勝は5度目となり、フランス選手と並んだ。

(写真= =AP)

新城、逃げるも残り14キロで吸収

 新城幸也(ヨーロッパカー)が序盤に出来た逃げに乗り、山岳ポイントを1位通過するなど健闘を見せた。  最初の山岳ポイントを2位で通過した新城は、その後にできたヤロスラフ・ポポビッチ(ウクライナ=ラジオシャック)、デビッド・ミラー(英国=ガーミン・シャープ)、エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)、ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター)、アレクサンドレ・ビノクロフ(カザフスタン=アスタナ)ら16人の逃げに入り、180・5キロ地点の山岳ポイントも積極的な走りで1位で通過。残り20キロ過ぎにジェレミー・ロワ(フランス=FDJ)、アダム・ハンセン(オーストラリア=ロット・ベリソル)が逃げから抜け出し先行した後も、追撃グループに残って粘ったが、残り14キロで集団に飲み込まれた。

 ゴールは4分42秒差の115位で、総合は2時間23分7秒差の84位。この日獲得した山岳ポイントは2で、トータル18となり25位。スプリントポイントも115キロ地点で4獲得しており、トータル52で31位となった。

ウィギンス首位守り個人TTへ

 ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)はトップと同タイムの19位でゴールし、マイヨジョーヌ(総合1位)を守った。クリス・フルーム(英国=チームスカイ)、ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)もトップと同タイムでゴールしており、総合順位に変動はなかった。

 明日の第19ステージは53・5キロの個人タイムトライアル。ここで総合優勝争いが決着する。第9ステージの個人タイムトライアル(41・5キロ)はウィギンスが1位で、35秒差でフルームが2位。ニバリは2分7秒差の8位だった。

<ステージ>
(1)マーク・カベンディッシュ(英国=チームスカイ) 4時間54分12秒
(2)マシュー・ゴス(オーストラリア=グリーンエッジ) +0秒
(3)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール)
(4)ルイスレオン・サンチェス(スペイン=ラボバンク)
(5)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R)
(6)タイラー・ファラー(米国=ガーミン・シャープ)
(7)ボルト・ボジッチ(スロベニア=アスタナ)
(8)セバスチャン・イノー(フランス=AG2R)
(9)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)
(10)サミュエル・デュムラン(フランス=コフィディス)

(19)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +0秒
(22)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +0秒
(27)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +0秒
(115)新城幸也(ヨーロッパカー) +4分421秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 83時間22分18秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +2分5秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分41秒
(4)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +5分53秒
(5)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +8分30秒
(6)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +9分57秒
(7)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +10分11秒
(8)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +10分17秒
(9)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +11分
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +11分46秒
(11)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +12分58秒
(12)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +14分9秒
(13)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +14分22秒
(14)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +18分34秒
(15)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +22分42秒
(16)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +24分24秒
(17)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +25分32秒
(18)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +29分23秒
(19)エドアルド・ボルガノフ(ロシア=カチューシャ) +33分7秒
(20)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +33分38秒

(84)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間23分7秒

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・第19S(21日、個人タイムトライアル、ボヌバル〜シャルトル=53.5km)



ウィギンス圧勝!英国人初総合V

 個人タイムトライアルが行われ、マイヨジョーヌ(総合1位)のブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ)が1時間4分13秒のタイムで優勝した。第9Sの個人タイムトライアルに続いて今大会2勝目をマーク、総合優勝を事実上決定させた。グランツール初優勝を飾るとともに、ツール99回目にして初めて、英国人が総合優勝を果たした。

 ウィギンスの完勝だった。14キロの第1計測地点を16分49秒と、ただ一人16分台をたたき出すと、30・5キロの第2計測地点では36分41秒で通過。この時点で2位に54秒差をつけた。ゴールでは2位クリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)との差を1分16秒まで広げ、ガッツポーズでゴールに飛び込んだ。圧倒的な強さで、自らの総合優勝を引き寄せた。

 ウィギンスは、第7Sのプランシェ・デ・ベルフィーユの山頂ゴールで奪取したマイヨジョーヌを安定したレースぶりで最後まで譲らなかった。第9Sの個人タイムトライアルでリードを広げると、中盤から終盤にかけての山岳ステージでも、昨年の覇者カデル・エバンス(35、オーストラリア=BMCレーシング)ビンチェンツォ・ニバリ(27、イタリア=リクイガス・キャノンデール)らライバル相手にタイムを失わなかった。ピレネーの上りでエバンス、ニバリが脱落していく中で、着実に差を広げ続けた。第13Sでは残り1キロで、アシストに回り先頭を引くなど、余裕すら感じさせる戦いぶりだった。

 優勝に大きく貢献したのは、総合2位のフルームだった。山岳では常にウィギンスの前で強力に引っ張った。第7Sではゴール前で仕掛けステージ優勝。第11Sでは、ウィギンスを一時置き去りにしてしまうなど、「総合優勝を狙っているのではないか?」という疑いも持たれた。しかし「今回の目標ではない」と否定し、最後までチームのエースへの忠誠を失わなかった。この日の個人TTでも2位に入り、ウィギンスも「ツールを勝てる選手」と認めた実力者。ウィギンスは最強のアシストに導かれ頂点をきわめた。

 ウィギンスは表彰台で、大きく息を吐き目を潤ませた。インタビューでは「目標を達成できた。ファンタスティックだ。勝つためにすごく準備してきた。(今日の)スタートの瞬間は、非常に重い緊張の瞬間だった。(優勝を確信した)残り20キロは、自分が積み重ねた人生のステージを思い起こしていた」と神妙な表情で喜びを語った。大会は22日に最終戦が行われ、シャンゼリゼでゴールを迎える。

(写真=個人タイムトライアルを制しガッツポーズのウィギンス=AP)

<ステージ>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 1時間4分13分
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +1分16秒
(3)サムエル・サンチェス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +1分50秒
(4)ペーター・ベリトス(スロバキア=オメガファルマ・クイックステップ) +2分2秒
(5)リッチー・ポート(オーストラリア=サクソバンク・サンガード) +2分25秒
(6)パトリック・グレーチュ(ドイツ=アルゴス・シマノ) +2分28秒
(7)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +2分34秒
(8)バシリ・キリエンカ(ベラルーシ=モビスター) +2分46秒
(9)ライン・タラマエ(エストニア=コフィデス) +2分50秒
(10)ジェレミー・ロワ(フランス=FDJ) +3分5秒

(57)新城幸也(ヨーロッパカー) +6分6秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 84時間26分31秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +3分21秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +6分19秒
(4)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +10分15秒
(5)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +11分4秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +15分43秒
(7)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +15分51秒
(8)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +16分31秒
(9)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +16分38秒
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +17分17秒
(11)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +17分54秒
(12)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +19分33秒
(13)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +19分55秒
(14)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +25分27秒
(15)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +27分22秒
(16)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +28分30秒
(17)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +31分46秒
(18)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +37分3秒
(19)エドアルド・ボルガノフ(ロシア=カチューシャ) +38分16秒
(20)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +42分26秒

(84)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間29分13秒

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・第20S(22日、ランブイエ〜パリ・シャンゼリゼ=120km)

スカイ盤石!カブ4年連続V締め

 マーク・カベンディッシュ(27、英国=チームスカイ)が3時間8分7秒のタイムでステージ優勝。今大会3勝目、ツール通算23勝目を挙げた。カベンディッシュは最終のシャンゼリゼゴールを4年連続で制した。2位はペテル・サガン(22、スロバキア=リクイガスキャノンデール)3位はマシュー・ゴス(25、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)だった。

 チームスカイの盤石なレース運びだった。総合王者のブラッドリー・ウィギンス(31、英国)が、残り1キロ手前から先頭で引っ張り、残り500メートルからはエドバルド・ボアッソンハーゲン(25、ノルウェー)が前を代わり、残り300メートルで早くもカベンディッシュが飛び出した。ゴスが追いすがり、サガンもゴール前で差を詰めたが届かない。「今日勝つために3週間走ってきた」と言い切ったカベンディッシュが、4年連続で最終ステージの先頭ゴールに飛び込み、ウィギンスの総合優勝に花を添えた。チームスカイがレースをコントロールし続けた、今大会を象徴するような最終ステージとなった。

 総合優勝を果たしたウィギンスは表彰台で「パリの応援ありがとうございました。英国のサイクルチームにとって、名誉な瞬間です。夢がかないました」と英語でスピーチし、英国人初の快挙を達成した喜びを語った。ポイント賞はサガン、山岳賞はトマ・ボクレール(33、フランス=ヨーロッパカー)新人賞はティージェイ・バンガードレン(23、米国=BMCレーシング)が獲得した。

(写真=今大会3勝目を挙げたカベンディッシュ=AP)

新城84位で完走 注目度上げた

 日本の新城幸也(27、ヨーロッパカー)は集団の前方でレースを進め、9秒差で32位でゴール、総合では84位で完走を果たした。

 第4ステージでは逃げに乗り、日本人2人目の敢闘賞を獲得、日本人で初めて表彰台に乗った。第10、16Sでは逃げ集団に加わり、チームメートのボクレールのステージ優勝をアシスト。ボクレールの山岳賞ジャージ獲得に大きく貢献した。第18ステージ終了後には、地元テレビ局のインタビューを受け、その注目度を大きく上げた大会となった。

<ステージ>
(1)マーク・カベンディッシュ(英国=チームスカイ) 3時間8分7秒
(2)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) +0秒
(3)マシュー・ゴス(オーストラリア=グリーンエッジ)
(4)フアンホセ・アエド(アルゼンチン=サクソバンク・ティンコフ)
(5)クリス・ベックマン(ベルギー=バカンソレイユ・DCM)
(6)グレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド=ロット・ベリソル)
(7)ボルト・ボジッチ(スロベニア=アスタナ)
(8)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル)
(9)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)
(10)ジミー・アングルバン(フランス=ソール・ソジャサン)

(32)新城幸也(ヨーロッパカー) +9秒
(54)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) +9秒

<総合>
(1)ブラッドリー・ウィギンス(英国=チームスカイ) 87時間34分47秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +3分21秒
(3)ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +6分19秒
(4)ユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +10分15秒
(5)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +11分4秒
(6)アイマル・スベルディア(スペイン=レディオシャック・ニッサン) +15分41秒
(7)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +15分49秒
(8)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +16分26秒
(9)ヤネズ・ブライコビッチ(スロベニア=レディオシャック・ニッサン) +16分33秒
(10)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +17分17秒
(11)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +17分54秒
(12)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +19分33秒
(13)クリストファー・ホーナー(米国=レディオシャック・ニッサン) +19分55秒
(14)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) +25分27秒
(15)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) +27分22秒
(16)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +28分30秒
(17)エゴイ・マルティネス(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +31分46秒
(18)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +37分3秒
(19)エドアルド・ボルガノフ(ロシア=カチューシャ) +38分16秒
(20)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +42分26秒

(84)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間29分13秒

<ポイント賞>
(1)ペテル・サガン(スロバキア=リクイガス・キャノンデール) 421ポイント
(2)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) 280
(3)マシュー・ゴス(オーストラリア=グリーンエッジ) 268

(33)新城幸也(ヨーロッパカー) 52

<山岳賞>
(1)トマ・ボクレール(フランス=ヨーロッパカー) 135ポイント
(2)フレドリック・ケシアコフ(スウェーデン=アスタナ) 123
(3)クリスアンケル・ソレンセン(デンマーク=サクソバンク・ティンコフ) 77

(25)新城幸也(ヨーロッパカー) 18

<新人賞>
(1)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) 87時間45分51秒
(2)ティボー・ピノ(フランス=FDJ・ビッグマット) +6分13秒
(3)スティーフェン・クルイシュウィック(オランダ=ラボバンク) +1時間5分48秒

<チーム>
(1)レディオシャック・ニッサン
(2)チームスカイ
(3)BMCレーシング

<過去の優勝者>
2012 ブラッドリー・ウィギンス(英国)
2011 カデル・エバンス(オーストラリア)
2010 アンディ・シュレク(ルクセンブルク) ※アルベルト・コンタドール失格による繰り上がり
2009 アルベルト・コンタドール(スペイン)
2008 カルロス・サストレ(スペイン)
2007 アルベルト・コンタドール(スペイン)
2006 オスカル・ペレイロ(スペイン) ※フロイド・ランディス失格による繰り上がり
2005 ランス・アームストロング(米国)
2004 ランス・アームストロング(米国)
2003 ランス・アームストロング(米国)
2002 ランス・アームストロング(米国)
2001 ランス・アームストロング(米国)
2000 ランス・アームストロング(米国)
1999 ランス・アームストロング(米国)
1998 マルコ・パンターニ(イタリア)
1997 ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)
1996 ビャルヌ・リース(デンマーク)
1995 ミゲル・インドゥライン(スペイン)
1994 ミゲル・インドゥライン(スペイン)
1993 ミゲル・インドゥライン(スペイン)
1992 ミゲル・インドゥライン(スペイン)
1991 ミゲル・インドゥライン(スペイン)
1990 グレッグ・レモン(米国)
1989 グレッグ・レモン(米国)
1988 ペドロ・デルガド(スペイン)
1987 ステファン・ロシュ(アイルランド)
1986 グレッグ・レモン(米国)
1985 ベルナール・イノー(フランス)
1984 ローラン・フィニョン(フランス)
1983 ローラン・フィニョン(フランス)
1982 ベルナール・イノー(フランス)
1981 ベルナール・イノー(フランス)
1980 ヨープ・ズートメルク(オランダ)
1979 ベルナール・イノー(フランス)
1978 ベルナール・イノー(フランス)
1977 ベルナール・テヴネ(フランス)
1976 ルシアン・ファンインプ(ベルギー)
1975 ベルナール・テヴネ(フランス)
1974 エディ・メルクス(ベルギー)
1973 ルイス・オカーニャ(スペイン)
1972 エディ・メルクス(ベルギー)
1971 エディ・メルクス(ベルギー)
1970 エディ・メルクス(ベルギー)
1969 エディ・メルクス(ベルギー)
1968 ヤン・ヤンセン(オランダ)
1967 ロジェ・パンジョン(フランス)
1966 ルシアン・エマール(フランス)
1965 フェリーチェ・ジモンディ(イタリア)
1964 ジャック・アンクティル(フランス)
1963 ジャック・アンクティル(フランス)
1962 ジャック・アンクティル(フランス)
1961 ジャック・アンクティル(フランス)
1960 ガストネ・ネンチーニ(イタリア)
1959 フェデリコ・バーモンテス(スペイン)
1958 シャルリー・ゴール(ルクセンブルク)
1957 ジャック・アンクティル(フランス)
1956 ロジェ・ワルコビャック(フランス)
1955 ルイゾン・ボベ(フランス)
1954 ルイゾン・ボベ(フランス)
1953 ルイゾン・ボベ(フランス)
1952 ファウスト・コッピ(イタリア)
1951 ユーゴ・コブレ(スイス)
1950 フェルディ・キュプラー(スイス)
1949 ファウスト・コッピ(イタリア)
1948 ジーノ・バルタリ(イタリア)
1947 ジャン・ロビック(フランス)
1940〜46 第2次世界大戦のため中止
1939 シルベール・マース(ベルギー)
1938 ジーノ・バルタリ(イタリア)
1937 ロジェ・ラペビー(フランス)
1936 シルベール・マース(ベルギー)
1935 ロマン・マース(ベルギー)
1934 アントナン・マーニュ(フランス)
1933 ジョルジュ・スペシェ(フランス)
1932 アンドレ・ルデュック(フランス)
1931 アントナン・マーニュ(フランス)
1930 アンドレ・ルデュック(フランス)
1929 モリス・デワール(ベルギー)
1928 ニコラ・フランツ(ルクセンブルク)
1927 ニコラ・フランツ(ルクセンブルク)
1926 ルシアン・ビュイス(ベルギー)
1925 オッタビオ・ボテッキア(イタリア)
1924 オッタビオ・ボテッキア(イタリア)
1923 アンリ・ペリシエ(フランス)
1922 フィルマン・ランボー(ベルギー)
1921 レオン・シウール(フランス)
1920 フィリップ・ティス(ベルギー)
1919 フィルマン・ランボー(ベルギー)
1915〜18 第1次世界大戦のため中止
1914 フィリップ・ティス(ベルギー)
1913 フィリップ・ティス(ベルギー)
1912 オディル・ドフレイエ(ベルギー)
1911 ギュスタヴ・ガリグー(フランス)
1910 オクタブ・ラピーズ(フランス)
1909 フランソワ・ファベール(ルクセンブルク)
1908 ルシアン・プティブルトン(フランス)
1907 ルシアン・プティブルトン(フランス)
1906 ルネ・ポティエ(フランス)
1905 ルイ・トゥルスリエ(フランス)
1904 アンリ・コルネ(フランス)
1903 モリス・ガラン(フランス)

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