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2013年 ツール・ド・フランス 結果

6月29日〜7月21日 フランス UCIワールドツアー
ステージステージ優勝マイヨジョーヌ新城順位(総合)
第1Sマルセル・キッテルマルセル・キッテル98位(98位)
第2Sヤン・バークランツヤン・バークランツ12位(33位)
第3Sサイモン・ゲランスヤン・バークランツ92位(74位)
第4Sオリカ・グリーンエッジサイモン・ゲランス19位(75位)
第5Sマーク・カベンディッシュサイモン・ゲランス65位(71位)
第6Sアンドレ・グライペルダリル・インピー102位(66位)
第7Sペテル・サガンダリル・インピー55位(59位)
第8Sクリス・フルームクリス・フルーム143位(75位)
第9Sダニエル・マーチンクリス・フルーム109位(84位)
第10Sマルセル・キッテルクリス・フルーム169位(80位)
第11Sトニ・マルティンクリス・フルーム103位(80位)
第12Sマルセル・キッテルクリス・フルーム181位(78位)
第13Sマーク・カベンディッシュクリス・フルーム106位(84位)
第14Sマッテーオ・トレンティンクリス・フルーム122位(85位)
第15Sクリス・フルームクリス・フルーム142位(94位)
第16Sルイ・コスタクリス・フルーム114位(96位)
第17Sクリス・フルームクリス・フルーム153位(98位)
第18Sクリストフ・リブロンクリス・フルーム65位(98位)
第19Sルイ・コスタクリス・フルーム133位(100位)
第20Sナイロ・キンタナクリス・フルーム91位(99位)
第21Sマルセル・キッテルクリス・フルーム65位(99位)
・第1S(29日、ポルトベッキオ〜バスティア=213km)

大波乱の開幕戦!キッテル制す

(写真=第1ステージを制し、両手を広げてゴールするキッテル=AP)

 マルセル・キッテル(25=英国、アルゴス・シマノ)がゴールスプリントを制して、4時間56分52秒で開幕戦を優勝、ツール初勝利を挙げた。2位はアレクサンドル・クリツォフ(25=ノルウェー、カチューシャ)3位はダニー・ファンポッペル(19=オランダ、バカンソレイユ・DCM・プロサイクリング)だった。日本人で唯一出場している、新城幸也(28、ヨーロッパカー)は99位でゴールした。

 落車が多発し、ペテル・サガン(23=スロバキア、キャノンデール)ら有力選手が次々と巻き込まれた。また、ゴール地点でバスが立ち往生するトラブルが発生、ゴールを3キロ手前に変更したものの、その後バスを動かせたために、元の地点に戻すなど混乱をきわめた。このステージではタイム差をつけず、全選手が同タイムでゴールした扱いとすることとなった。100回記念大会は大波乱のスタートとなった。

<ステージ>
(1)マルセル・キッテル(英国=アルゴス・シマノ) 4時間56分52秒
(2)アレクサンドル・クリツォフ(ノルウェー=カチューシャ) +0秒
(3)ダニー・ファンポッペル(オランダ=バカンソレイユ・DCM)
(4)デビッド・ミラー(英国=ガーミン・シャープ)
(5)マッテーオ・トレンティン(イタリア=オメガファルマ・クイックステップ)
(6)サミュエル・デュムラン(フランス=AG2R・ラモンディアル)
(7)グレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド=ロット・ベリソル)
(8)ユルゲン・ルーランス(ベルギー=ロット・ベリソル)
(9)ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)
(10)クリス・ベックマン(ベルギー=バカンソレイユ・DCM)

(99)新城幸也(ヨーロッパカー) +0秒

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・第2S(30日、バスティア〜アジャクシオ=156km)

バークランツ逃走V!新城大健闘12位

(写真=第2ステージを制し、ガッツポーズでゴールするバークランツ=AP)

 ヤン・バークランツ(27=ベルギー、レディオシャック・レオパード)が逃げ切ってステージ優勝、ツール初参加で初勝利を挙げた。2位は1秒差でペテル・サガン(23=スロバキア、キャノンデール)3位はミハウ・クフィアトコフスキー(23=ポーランド、オメガファルマ・クイックステップ)だった。日本の新城幸也(28、ヨーロッパカー)はゴールスプリントに加わって1秒差の12位と健闘した。

 バークランツは6人の逃げ集団から、残り1キロ手前でアタックに成功。最後は追いすがったメーン集団を、ぎりぎり振り切り先頭でゴールに飛び込んだ。前日の第1Sが全選手同タイムの扱いとなったため、この日1秒のリードを奪ったバークランツがマイヨジョーヌ(総合1位)を獲得した。新城は1秒差の総合33位。

<ステージ>
(1)ヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・レオパード) 3時間43分11秒
(2)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール) +1秒
(3)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ダビデ・チモライ(イタリア=ランプレ・メリダ)
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)
(6)ジュリアン・シモン(フランス=ソジャサン)
(7)フランチェスコ・ガバッツィ(イタリア=アスタナ)
(8)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)
(9)ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア=サクソ・ティンコフ)
(10)セルゲイ・ラグティン(ウスベキスタン=バカンソレイユ・DCM)

(12)新城幸也(ヨーロッパカー) +1秒
(13)デビッド・ミラー(英国=ガーミン・シャープ) +1秒
(16)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) +1秒
(18)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング) +1秒

<総合>
(1)ヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・レオパード) 12時間21分27秒
(2)ジュリアン・シモン(フランス=ソジャサン) +1秒
(3)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ)
(4)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ)
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)
(6)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)
(7)デビッド・ミラー(英国=ガーミン・シャープ)
(8)セルゲイ・ラグティン(ウスベキスタン=バカンソレイユ・DCM)
(9)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)
(10)ロマン・バルデ(フランス=AG2R・ラモンディアル)
(15)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +1秒
(45)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +1秒
(60)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +1秒
(74)新城幸也(ヨーロッパカー) +2分30秒

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・第3S(1日、アジャクシオ〜カルビ=145.5km)

ゲランス、サガンに競り勝つ

(写真=優勝したゲランス(左端)。右端は2位のサガン=AP)

 サイモン・ゲランス(33、オーストラリア=グリーンエッジ)が、ゴール前スプリントでペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)を下し、2008年の第15ステージ以来、5年ぶりのステージ優勝を果たした。2位にサガン、3位はホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)が入った。

 逃げが残り3キロまでに吸収され、集団スプリントとなったゴール前100メートルでアタックをかけたゲランスは、猛追してきたサガンをホイール半分の差で逃げきった。「サガンは上りではクライマー、スプリントでもスプリンターと戦える選手だ。そういう素晴らしい選手に勝つことができて感動している。(今日の勝利は)少なからずの人たちを驚かせただろうね。自分も含めて」と喜びを表した。  第2ステージに続き2位となったサガンは、ポイント賞でマルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ)を抜いてトップに立った。

 総合首位はヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・レオパード)が守った。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は2分29秒遅れの92位。総合では2分30秒遅れの74位。

<ステージ>
(1)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) 3時間41分24秒
(2)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール) +0秒
(3)ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)
(4)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ)
(5)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング)
(6)フアンアントニオ・フレチャ(スペイン=バカンソレイユ・DCM)
(7)フランチェスコ・ガバッツィ(イタリア=アスタナ)
(8)マキシム・ブエ(フランス=AG2R)
(9)ジュリアン・シモン(フランス=ソジャサン)
(10)ゴルカ・イサギレ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(92)新城幸也(ヨーロッパカー) +2分29秒

<総合>
(1)ヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・レオパード) 12時間21分27秒
(2)ジュリアン・シモン(フランス=ソジャサン) +1秒
(3)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ)
(4)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ)
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)
(6)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)
(7)デビッド・ミラー(英国=ガーミン・シャープ)
(8)セルゲイ・ラグティン(ウスベキスタン=バカンソレイユ・DCM)
(9)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)
(10)ロマン・バルデ(フランス=AG2R・ラモンディアル)
(15)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +1秒
(45)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +1秒
(60)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +1秒
(74)新城幸也(ヨーロッパカー) +2分30秒

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・第4S(2日、チームTT ニース〜ニース=25km)

ゲランスがマイヨジョーヌ獲得

(写真=チームTTを制したオリカ・グリーンエッジ。中央が総合首位のゲランス=AP)

 チームタイムトライアルが行われ、オリカ・グリーンエッジが25分56秒で優勝。前日の第3ステージで優勝したサイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ)が総合トップに躍り出た。2位は1秒遅れでオメガファルマ・クイックステップ、3位は3秒遅れでチームスカイが入った。

 この結果、ゲランスに続き、トップとタイム差なしで総合2位にダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)、同3位にはミハエル・アルバジーニ(スイス=オリカ・グリーンエッジ)が入った。

 シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)は1秒遅れの5位、クリス・フルーム(英国=チームスカイ)は3秒遅れの7位、アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)は9秒遅れの12位、カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)は26秒遅れの28位、ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)は28秒遅れの34位、アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード)は29秒遅れの38位。

 新城幸也が所属するヨーロッパカーは、ゴール直前は新城が先頭を引きながら、トップから1分13秒遅れの19位でゴール。新城は3分42秒遅れの総合75位となった。

<ステージ>
(1)オリカ・グリーンエッジ 25分56秒
(2)オメガファルマ・クイックステップ +1秒
(3)チームスカイ +3秒
(4)サクソ・ティンコフ +9秒
(5)ロット・ベリソル +17秒
(6)ガーミン・シャープ
(7)モビスター +20秒
(8)ランプレ・メリダ +25秒
(9)BMCレーシング +26秒
(10)カチューシャ +28秒
(11)レディオシャック・レオパード +29秒
(12)バカンソレイユ・DCM +33秒
(13)キャノンデール +34秒
(14)ベルキン +37秒
(15)FDJ +42秒
(16)アスタナ +56秒
(17)AG2R・ラモンディアル +1分4秒
(18)ソジャサン +1分10秒
(19)ヨーロッパカー +1分13秒
(20)コフィディス +1分20秒
(21)エウスカルテル・エウスカディ +1分24秒
(22)アルゴス・シマノ +1分47秒

<総合>
(1)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) 12時間47分24秒
(2)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ) +0秒
(3)ミハエル・アルバジーニ(スイス=オリカ・グリーンエッジ)
(4)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +1秒
(5)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(6)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +3秒
(7)クリス・フルーム(英国=チームスカイ)
(8)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)
(9)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +9秒
(10)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=アスタナ)
(12)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +9秒
(28)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +26秒
(38)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +29秒
(75)新城幸也(ヨーロッパカー) +3分42秒

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・第5S(3日、カーニュシュルメール〜マルセイユ=228.5km)

新城見せ場!200キロ超逃げた

(写真=逃げグループを形成した(左から)ルチェンコ、デへント、新城=AP)

 日本チャンピオンジャージーを着た新城幸也(28=ヨーロッパカー)が、スタートから逃げ集団に加わり、見せ場を作った。

 スタート直後から6人の逃げ集団を形成、新城は3番目の山岳ポイントを先頭で通過した。残り50キロ手前で2人が脱落し、逃げ集団は新城、ケビン・レザ(25=フランス、ヨーロッパカー)トマス・デへント(26=ベルギー、バカンソレイユ・DCM・プロサイクリング)アレクセイ・ルチェンコ(20=カザフスタン、アスタナ)の4人になった。メーン集団とは6分以上の差があったが、ここから集団がペースを上げ一気に差が詰まっていった。

 逃げ集団は懸命に粘り、新城も残り18キロでアタックをかけ、勝負に出る場面もあったが、残り10キロでレザのアタックに新城は反応できず脱落。残り9キロ地点で、デヘントとともにメーン集団に吸収された。レザは残り5キロ、ルチェンコも4キロまで頑張ったが、200キロ以上続いた逃げは実らず、すべて集団に吸収された。

 ゴール前で落車もあったが、新城はタイム差なしの65位でゴール。総合は3分42秒差の71位となった。

カベンディッシュが通算24勝目

(写真=ツール・ド・フランス通算24勝目を挙げたカベンディッシュ=AP)

 マーク・カベンディッシュ(28=英国、オメガファルマ・クイックステップ)が5時間31分31秒のタイムでステージ優勝、ツール通算24勝目を挙げた。

 エドバルド・ボアッソンハーゲン(26=ノルウェー、スカイ・プロサイクリング)が2位、ペテル・サガン(23=スロバキア、キャノンデール)が3位だった。マイヨジョーヌ(総合首位)はサイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ)が守った。

 新城幸也(28=ヨーロッパカー)らの逃げが全て吸収され、ゴール前スプリント勝負となり、ヘルト・ステーグマンス(ベルギー=オメガファーマ・クイックステップ)に引かれたカベンディッシュが、サガン、ボアッソンハーゲン、アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル)らライバルたちを抑えて先頭でフィニッシュラインを通過した。

 今大会は風邪のために思うようなスタートを切れず、スプリント勝負にもここまで加われないでいた。だが、「まだ苦しいね。だんだん良くなっているが100%ではない」としながらもようやく今大会初勝利。「今日のスプリントは難しいものではなかった。これで負けたらチームメートをがっがりさせるよ」と喜んだ。

<ステージ>
(1)マーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ) 5時間31分51秒
(2)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +0秒
(3)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)
(4)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル)
(5)ロベルト・フェラーリ(イタリア=ランプレ・メリダ)
(6)アレクサンドル・クリツォフ(ノルウェー=カチューシャ)
(7)ジュアンホセ・ロバト(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(8)ラムナス・ナバルダウスカス(リトアニア=ガーミン・シャープ)
(9)シリル・ルモワーヌ(フランス=ソジャサン)
(10)ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)

(15)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) +0秒
(27)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +0秒
(28)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +0秒
(39)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +0秒
(65)新城幸也(ヨーロッパカー) +0秒

<総合>
(1)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) 18時間19分15秒
(2)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ) +0秒
(3)ミハエル・アルバジーニ(スイス=オリカ・グリーンエッジ)
(4)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +1秒
(5)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(6)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +3秒
(7)クリス・フルーム(英国=チームスカイ)
(8)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)
(9)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +9秒
(10)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=アスタナ)

(11)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +9秒
(26)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +26秒
(27)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング) +26秒
(35)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +29秒
(71)新城幸也(ヨーロッパカー) +3分42秒

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・第6S(4日、エクサン・プロバンス〜モンペリエ=176.5km)

グライペルV インピー総合首位

(写真=第6ステージを制したグライペル(左端)=AP)

 アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル)がスプリント勝負を制して、ステージ優勝を飾った。2位にはペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)、3位にはマルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ)が入った。前日の第5ステージ優勝のマーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ)は残り33キロ地点で落車して遅れ、集団復帰に足を使ったため4位に終わった。

 前日まで総合首位のサイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ)は中切れした5秒遅れの集団の48位でゴール。トップと同タイムの13位でゴールしたチームメートのダリル・インピーが南アフリカ出身選手で初のマイヨジョーヌを獲得した。総合2位には3秒差でエドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)、同3位にはゲランス。

 新城幸也(ヨーロッパカー)はトップから5秒遅れの集団の102位でゴール。総合は3分47秒遅れの66位となった。

 なお、第5ステージでクラッシュに巻き込まれた、昨年の総合4位のユルヘン・バンデンブロック(ベルギー=オメガファーマ・ロット)がケガのためにリタイアした。

<ステージ>
(1)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) 3時間59分2秒
(2)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール) +0秒
(3)マルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ)
(4)マーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ)
(5)ジュアンホセ・ロバト(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(6)アレクサンドル・クリツォフ(ノルウェー=カチューシャ)
(7)ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)
(8)ダニー・ファンポッペル(オランダ=バカンソレイユ・DCM)
(9)ロベルト・フェラーリ(イタリア=ランプレ・メリダ)
(10)サミュエル・デュムラン(フランス=AG2R・ラモンディアル)
(13)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ) +0秒
(17)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +5秒
(18)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +5秒
(29)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +5秒
(48)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) +5秒
(102)新城幸也(ヨーロッパカー) +5秒

<総合>
(1)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ) 22時間18分17秒
(2)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +3秒
(3)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) +5秒
(4)ミハエル・アルバジーニ(スイス=オリカ・グリーンエッジ)
(5)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +6秒
(6)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(7)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +8秒
(8)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)
(9)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +14秒
(10)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=アスタナ)
(11)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +14秒
(23)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +31秒
(24)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング) +31秒
(34)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +34秒
(66)新城幸也(ヨーロッパカー) +3分47秒

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・第7S(5日、モンペリエ〜アルビ=205.5km)

サガン、ようやく今大会初勝利

(写真=今大会初勝利を挙げたサガン。右は2位のデゲンコルブ=AP)

 ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)がスプリント勝負を制し、今大会初勝利を挙げた。2位にジョン・デゲンコルブ(ドイツ=アルゴス・シマノ)、3位にはダニエーレ・ベンナーティ(イタリア=サクソ・ティンコフ)が入った。ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)はトップと同タイムの12位でゴールし、マイヨジョーヌ(総合1位)を守った。

 第2、第3、第6の3ステージで2位、第5ステージでは3位と勝ちきれないでいたサガンがようやくフィニッシュラインをトップで通過した。残り3キロを切ったところで逃げていたヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・レオパード)ら3人が集団に吸収。ゴール前スプリントとなり、キャノンデールとアルゴス・シマノが先頭争いを演じ、デゲンコルブが早めにスプリントを開始してトップに立った。だが、サガンはデゲンコルブの番手につき、残り200メートルでアタック。あっという間にデゲンコルブを抜き去り、最後は圧勝のゴールだった。

 サガンは「チームメートは素晴らしい仕事をしてくれた。今日は少しポイントが取れたらいいと思っていたが、想像以上のポイントが取れた」と喜んだ。この勝利でスプリントポイントを224と伸ばし、ポイント賞争いで2位グライペルに94ポイント差と大きくリードした。

 119ポイントでポイント賞3位のマーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ)は中盤の2級山岳でグライペル、マルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ)らとともに遅れ、トップから14分53秒遅れでゴール。「あの上りで半分ぐらいが遅れた。今日は我々にとっていい日ではなかったね。本当に難しい1日だった」と話した。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は先頭集団に残ったが、スプリントには加われずトップと同タイムの55位でゴール。総合は3分47秒遅れの59位となった。

 また、この日落車した37歳のクリスチャン・バンデベルデ(米国=ガーミン・シャープ)がリタイア。「来年は戻ってこない。これが最後のグランツールだ」と話した。

<ステージ>
(1)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール) 4時間54分12秒
(2)ジョン・デゲンコルブ(ドイツ=アルゴス・シマノ) +0秒
(3)ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア=サクソ・ティンコフ)
(4)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ)
(5)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)
(6)フランチェスコ・ガバッツィ(イタリア=アスタナ)
(7)トニー・ガロバン(フランス=レディオシャック・レオパード)
(8)アルチュール・ビショ(フランス=FDJ)
(9)マヌエーレ・モーリ(イタリア=ランプレ・メリダ)
(10)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)

(12)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ) +0秒
(15)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) +0秒
(17)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング) +0秒
(23)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +0秒
(25)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +0秒
(36)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +0秒
(55)新城幸也(ヨーロッパカー) +0秒
(68)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +0秒

<総合>
(1)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ) 27時間12分29秒
(2)エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ) +3秒
(3)サイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ) +5秒
(4)ミハエル・アルバジーニ(スイス=オリカ・グリーンエッジ)
(5)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +6秒
(6)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)
(7)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +8秒
(8)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)
(9)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +14秒
(10)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=アスタナ)

(11)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +14秒
(22)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +31秒
(23)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング) +31秒
(33)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +34秒
(59)新城幸也(ヨーロッパカー) +3分47秒

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・第8S(6日、カストル〜アクス・トロワ・ドメーヌ=195km)

フルーム圧勝!マイヨジョーヌ獲得

(写真=今大会最初の山岳ステージを優勝。マイヨジョーヌを獲得したフルーム=AP)

 昨年総合2位のクリス・フルーム(28=英国、スカイ・プロサイクリング)が5時間3分17秒のタイムで圧勝した。今大会最初の山岳ステージでマイヨジョーヌ(総合1位)奪取にも成功した。リッチー・ポート(28=オーストラリア、スカイ・プロサイクリング)が51秒差で2位に入り、アレハンドロ・バルベルデ(33=スペイン、モビスター)が1分8秒差で3位だった。

 フルームのチームメート、スカイ・プロサイクリング勢が2つの峠の上りで強力に引っ張り、有力選手が次々に脱落していくサバイバルレースとなった。フルームはチームメートの後ろに控えていたが、残り5キロで逃げていたナイロ・キンタナ(23=コロンビア、モビスター)をつかまえると先頭に躍り出た。1級山岳アクス・トロワ・ドメーヌを圧倒的な加速で駆け上がると、後続を置き去りにした。昨年第7ステージ以来のツール2勝目を挙げ、総合でもトップに浮上した。最後までフルームを引っ張っていたポートがそのまま2位に滑り込んだ。

 総合2位は51秒差でポート、3位は1分25秒差でバルデルデとなった。

<ステージ>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 5時間3分18秒
(2)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ) +51秒
(3)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分8秒
(4)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +1分10秒
(5)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +1分16秒
(6)ミケル・ニエベ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +1分34秒
(7)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +1分45秒
(8)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)
(9)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)
(10)イゴール・アントン(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)

(21)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +3分34秒
(26)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +4分13秒
(143)新城幸也(ヨーロッパカー) +29分12秒 <総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 32時間15分55秒
(2)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ) +51秒
(3)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分25秒
(4)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +1分44秒
(5)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +1分50秒
(6)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +1分51秒
(7)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)
(8)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +2分2秒
(9)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +2分31秒
(10)マイケル・ロジャース(オーストラリア=サクソ・ティンコフ) +2分40秒

(11)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +2分45秒
(13)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・シャープ) +2分48秒
(21)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +4分
(23)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +4分36秒
(75)新城幸也(ヨーロッパカー) +32分51秒

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・第9S(7日、サン・ジロン〜バニェール・ド・ビゴール=168.5km)

マーチンV!フルーム首位守る

(写真=一騎打ちを制して優勝したマーチン=AP)

 ダニエル・マーチン(26=アイルランド、ガーミン・シャープ)がヤコブ・フグルザング(28=デンマーク、アスタナ)との一騎打ちを制し、4時間43分3秒でステージ優勝した。

 同タイムの2位にフグルザング、ミハウ・クフィアトコフスキー(23=ポーランド、オメガファルマ・クイックステップ)が20秒差で3位だった。

 マーチンとフグルザングは、この日5つ目の山岳ウルケット・ダンシザンの頂上手前で集団から飛び出した。

 後続集団は積極的につかまえようとする動きは起こらず、ステージ優勝はこの2人に絞られた。ゴール前の最後のコーナーで前に出たマーチンは、そのままフグルザングを振り切りゴールした。マーチンはツール初勝利となった。

 マイヨジョーヌ(総合1位)のクリス・フルーム(28=英国、スカイ・プロサイクリング)は、序盤から他チームにアタックをかけられ、チームメートを引きはがされ、孤立した。アレハンドロ・バルベルデ(33=スペイン、モビスター)のアタックに自ら対応するなど苦しいレースとなったが、タイムを落とさず20秒差の14位でゴール。総合首位をキープした。

 総合2位だったリッチー・ポート(28=オーストラリア、スカイ・プロサイクリング)は2つ目の山岳の上りから徐々に離され、17分59秒差の60位と大きく遅れた。

 この結果、前日3位のバルベルデが1分25秒差の2位に浮上、同じく前日4位だったバウケ・モレマ(26=オランダベルキン・プロサイクリング)が1分44秒差の3位と順位を上げた。

 日本の新城幸也は22分43秒差の109位でゴール、総合では55分14秒差の84位となった。

<ステージ>
(1)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・シャープ) 4時間43分3秒
(2)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +0秒
(3)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +20秒
(4)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ)
(5)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)
(6)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)
(7)バウテル・プールス(オランダ=バカンソレイユ・DCM)
(8)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン)
(9)ダニエル・ナバロ(スペイン=コフィディス)
(10)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・レオパード)

(11)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +20秒
(12)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +20秒
(13)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +20秒
(14)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +20秒
(109)新城幸也(ヨーロッパカー) +22分43秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 36時間59分18秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分25秒
(3)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +1分44秒
(4)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +1分50秒
(5)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +1分51秒
(6)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)
(7)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +2分2秒
(8)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・シャープ) +2分28秒
(9)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +2分31秒
(10)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +2分45秒

(15)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +4分
(16)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +4分36秒
(84)新城幸也(ヨーロッパカー) +55分14秒

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・休息日(8日)
 
・第10S(9日、サン・ジルダ・デボワ〜サン・マロ=197km)

キッテル、グライペル下し2勝目

(写真=スプリント勝負を制して優勝したキッテル(右)、左は2位のグライペル=AP)

 最初の休養日が明け、197キロの平たんステージをマルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ)が制し、第1ステージに続き今大会2勝目を挙げた。

 残り5キロで全ての逃げが吸収され、ロット・ベリソル、オメガファルマ・クイックステップ、アルゴス・シマノを先頭に集団ゴールスプリントとなった。ゴール直前で集団先頭付近にいたマーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ)が、トレインから離れたトム・フィーレルス(オランダ=アルゴス・シマノ)と接触し、フィーレルスが落車するアクシデントが発生。後続はうまく避けてほかに落車する選手はいなかったが、すぐ横にいたペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)とカベンディッシュはスプリントのタイミングを逸した。この落車直後にグライペルがスプリント開始。これをキッテルが追う展開となり、キッテルがフィニッシュライン直前でグライペルをかわして優勝した。

 キッテルは「今日はすべてがうまくいった。グライペルの後輪に必死に付き、抜くことができた」と話した。

 カベンディッシュはフィーレルスの落車に関し、「自分が接触した。自分のせいだ…。彼が大丈夫であることを祈る」とミスを認めた。

 総合上位陣はトップと同タイムでゴールし、クリス・フルーム(英国=チームスカイ)はマイヨジョーヌを守った。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は3分29秒遅れの169位で、総合は55分14秒遅れの80位。

<ステージ>
(1)マルセル・キッテル(英国=アルゴス・シマノ) 4時間53分25秒
(2)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) +0秒
(3)マーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)
(5)ウィリアム・ボネ(フランス=FDJ・ビッグマット)
(6)アレクサンドル・クリツォフ(ノルウェー=カチューシャ)
(7)サミュエル・デュムラン(フランス=AG2R・ラモンディアル)
(8)ケビン・レザ(フランス=ヨーロッパカー)
(9)ダニー・ファンポッペル(オランダ=バカンソレイユ・DCM)
(10)ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)

(21)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +0秒
(24)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +0秒
(31)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +0秒
(169)新城幸也(ヨーロッパカー) +3分29秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 41時間52分43秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分25秒
(3)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +1分44秒
(4)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +1分50秒
(5)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +1分51秒
(6)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)
(7)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +2分2秒
(8)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・シャープ) +2分28秒
(9)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +2分31秒
(10)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +2分45秒

(15)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +4分
(16)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +4分36秒
(80)新城幸也(ヨーロッパカー) +55分14秒

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・第11S(10日、個人TT アブランシュ〜モンサンミシェル=33km)

フルーム個人TT2位で差広げる

(写真=個人TTを制したマルティン。後方はモンサンミシェル=AP)

 個人タイムトライアルが行われ、総合首位のクリス・フルーム(英国=チームスカイ)がトップから12秒遅れの2位でフィニッシュし、総合のライバルたちとのリードを大きく広げた。優勝はトニ・マルティン(ドイツ=オメガファルマ・クイックステップ)で、ツール・ド・フランスでは11年以来2度目の個人TT制覇。

 第1、第2計測ポイントとも、トップでゴールしていたマルティンを上回るタイムで通過したフルームだったが、終盤は失速して12秒遅れとなった。それでもマルティンとの差を1分以内に保ったのはフルームだけ。3位トマス・デへント(ベルギー=バカンソレイユ・DCM)は1分1秒差、4位リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)は1分21秒差、5位ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ)は1分31秒差だった。「今日は総合のライバルと戦う大きなステージだった。リードを広げることができてうれしいよ。調子はいいね。山岳でそれを見せることができたが、タイムトライアルでも同じことができた」とフルームは喜んだ。

 だが、2分15秒遅れの15位でゴールし、総合で4位に浮上したがフルームとは3分54秒遅れとなったアルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)は、「まだ誰もツール・ド・フランスを勝っていないし、負けてもいない。我々はパリまで行かなくてはならない。フルームは確かに偉大なクライマーだが、まだ多くのステージが残っている」と話し、2分30秒遅れの21位でゴールし、総合で6分54秒遅れとなったカデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)も「力を出しきれていない。まだチャンスはあるだろうし、最後の4日間に全てをかける」とあきらめは見せていない。

 総合では2位アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)が3分25秒差、3位バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン)が3分37秒差。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は4分29秒遅れの103位で、総合は59分31秒遅れの80位。



<ステージ>
(1)トニ・マルティン(ドイツ=オメガファルマ・クイックステップ) 36分29秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +12秒
(3)トマス・デへント(ベルギー=バカンソレイユ・DCM) +1分1秒
(4)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ) +1分21秒
(5)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +1分31秒
(6)スベイン・タフト(カナダ=オリカ・グリーンエッジ) +1分35秒
(7)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ) +1分37秒
(8)ジェレミー・ロワ(フランス=FDJ) +1分43秒
(9)トム・ドゥムラン(オランダ=アルゴス・シマノ) +1分45秒
(10)ホナタン・カストロビエホ(スペイン=モビスター) +1分52秒

(13)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +2分12秒
(15)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +2分15秒
(21)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +2分30秒
(103)新城幸也(ヨーロッパカー) +4分29秒
(123)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +4分44秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 42時間29分24秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +3分25秒
(3)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +3分37秒
(4)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +3分54秒
(5)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +3分57秒
(6)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +4分10秒
(7)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +4分44秒
(8)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分18秒
(9)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +5分37秒
(10)ジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル) +5分39秒

(14)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +6分54秒
(17)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +8分32秒
(80)新城幸也(ヨーロッパカー) +59分31秒

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・第12S(11日、フォルジェール〜トゥール=218km)

キッテル、カベンディッシュに競り勝ち3勝目

(写真=カベンディッシュ(左)に競り勝ち、スプリント勝負を制したキッテル=AP)

 マルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ)が、ゴール前スプリントでマーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ)に競り勝ち、第1、第10ステージに続き今大会3勝目を挙げた。3位にはペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)が入った。クリス・フルーム(英国=チームスカイ)は総合首位を守った。

 ゴール前の集団スプリントで、ヘルト・ステーグマンス(ベルギー=オメガファルマ・クイックステップ)に引かれ完璧な位置取りをしたカベンディッシュがアタックをかけ先頭に立ったが、それを追ったキッテルがフィニッシュラインの直前で逆転し、ホイール半分の差でゴールに飛び込んだ。キッテルは「今日は本当のスプリントだっただけにうれしい。自分にとってもチームにとっても、そしてドイツのスプリンターにとってもどでかい事をやり遂げた。この勝利を誇りに思うよ」と、世界最高のスプリンターを破ったことを喜んだ。

 敗れたカベンディッシュは「彼は速かった。チームメートは好位置に運んでくれたが、自分よりすごい選手に負けた」と脱帽した。

 ゴール直前では20選手を巻き込んだクラッシュが発生。フルームのすぐ後ろだったため落車は免れ、総合の上位順位に変動はなかったが、エドバルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー=チームスカイ)が右の肩甲骨を骨折しリタイアした。

新城、落車で指負傷も今後も出走

(写真=落車で負傷しチームカーを待つ新城=AP)

 新城幸也(ヨーロッパカー)はゴール前の集団落車に巻き込まれ6分18秒遅れの181位でゴールしたが、救済措置でタイム差はつかず、59分31秒遅れの総合78位となった。

 関係者によると新城は左手の人さし指を負傷。骨折はしておらず、今後も出走予定だという。

<ステージ>
(1)マルセル・キッテル(英国=アルゴス・シマノ) 4時間49分49秒
(2)マーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ) +0秒
(3)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)
(4)アレクサンドル・クリツォフ(ノルウェー=カチューシャ)
(5)ロベルト・フェラーリ(イタリア=ランプレ・メリダ)
(6)ダリル・インピー(南アフリカ=オリカ・グリーンエッジ)
(7)ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)
(8)ヨアン・ジェヌ(フランス=ヨーロッパカー)
(9)ジュアンホセ・ロバト(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(10)サミュエル・デュムラン(フランス=コフィデス)

(14)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +0秒
(18)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +0秒
(20)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +0秒
(24)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +0秒
(181)新城幸也(ヨーロッパカー) +0秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 47時間19分13秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +3分25秒
(3)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +3分37秒
(4)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +3分54秒
(5)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +3分57秒
(6)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +4分10秒
(7)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +4分44秒
(8)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分18秒
(9)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +5分37秒
(10)ジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル) +5分39秒

(14)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +6分54秒
(17)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +8分32秒
(78)新城幸也(ヨーロッパカー) +59分31秒

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・第13S(12日、トゥール〜サンタマン・モンロン=173km)

カベンディッシュ圧勝で通算25勝

(写真=第13ステージを制し、ツール通算25勝目を挙げたカベンディッシュ=AP)

 マーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ)が、第5ステージに続く今大会2勝目を挙げた。

 残り60キロでオメガファルマ・クイックステップのアタックで集団は3つに分裂。ここで前日優勝のマルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ)が遅れ、さらに残り30キロ地点でのサクソ・ティンコフのアタックでメーン集団から14人が抜け出し、総合首位のクリス・フルーム(英国=チームスカイ)も後方の集団に取り残された。

 この中に残ったカベンディッシュは、ゴール前にシルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)、ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)に続く3番手で入り、先頭を引いたシャバネルが離れた後、サガンをあっさりとかわす圧勝でフィニッシュラインを越え、アンドレ・ルデュックに並ぶ歴代3位となる通算25勝目を挙げた。歴代2位はベルナール・イノーの28勝、同1位はエディ・メルクスの34勝。

 3位にはバウケ・モレマ(オランダ=ベルキン)が入った。

 前日の雪辱を果たしたカベンディッシュは「今日はチームは素晴らしい仕事をしてくれた。今夜はシャンパンでお祝いしなきゃね」と喜んだ。なお、この日の敢闘賞にはチームとしてオメガファルマ・クイックステップが選ばれ、カベンディッシュが代表で表彰台で赤ゼッケンを受け取った。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は9分54秒遅れの106位でゴールし、総合は1時間8分16秒遅れの84位となった。

コンタドールが1分9秒詰める

 クリス・フルーム(英国=チームスカイ)はマイヨジョーヌを守ったが、1分以上のタイムを失った。

 残り30キロ地点でサクソ・ティンコフが猛烈なアタックで集団を破壊。逃げを形成した14人の中にアルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)、ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ)、バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン)、ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン)、ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ)が総合上位陣で残ったが、フルームは周囲にチームメートがおらず、そのまま集団に取り残された。

 逃げグループにダニエーレ・ベンナーティ(イタリア)ら6人を送り込んだサクソ・ティンコフはそのまま加速を続けて逃げきり、コンタドールはトップと同タイムの7位でゴール。フルームは1分9秒遅れの追走集団の26位でゴールし、コンタドールは総合3位に浮上し、首位に2分45秒差に迫った。

 前日まで総合2位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)はパンクでの遅れを取り戻せず、9分54秒の70位でゴール。総合も12分10秒の16位に後退した。

<ステージ>
(1)マーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ) 3時間40分8秒
(2)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール) +0秒
(3)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン)
(4)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ)
(5)ニキ・テルプストラ(オランダ=オメガファルマ・クイックステップ)
(6)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ)
(7)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)
(8)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン)
(9)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ) +6秒
(10)マイケル・ロジャース(オーストラリア=サクソ・ティンコフ) +9秒

(21)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +1分9秒
(23)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +1分9秒
(26)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +1分9秒
(70)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +9分54秒
(106)新城幸也(ヨーロッパカー) +9分54秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 51時間30秒
(2)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +2分28秒
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +2分45秒
(4)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +2分48秒
(5)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +3分1秒
(6)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +4分49秒
(7)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +4分44秒
(8)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分18秒
(9)ジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル) +5分39秒
(10)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +5分48秒

(12)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +6分54秒
(14)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +8分32秒
(16)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +12分10秒
(18)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +14分22秒
(84)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間8分16秒

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・第14S(13日、サンプルセン・シュル・シウール〜リヨン=191km)

トレンティンうれしいプロ初勝利

(写真=プロ初勝利を挙げたトレンティン=AP)

 マッテーオ・トレンティン(イタリア=オメガファルマ・クイックステップ)が4時間15分11秒でステージ優勝を飾った。

 残り15キロ、ジュリアン・シモン(フランス=ソジャサン)が逃げ集団から飛び出した。シモンは一時30秒ほどのリードを奪ったものの、徐々に差を詰められ残り1キロで後続集団に追いつかれた。

 そこからスプリント勝負になり、ゴール手前でわずかに前に出たトレンティンが、ミハエル・アルバジーニ(スイス=オリカ・グリーンエッジ)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ)らに競り勝った。

 トレンティンは、うれしいプロ初勝利となった。

 マイヨジョーヌのクリス・フルーム(英国=スカイ・プロサイクリング)は7分17秒差の22位。その他の総合上位選手もフルームと同タイムでゴール、総合争いに変動はなかった。  日本の新城幸也(ヨーロッパカー)は7分17秒差の122位。総合で1時間8分16秒差の85位となった。

<ステージ>
(1)マッテーオ・トレンティン(イタリア=オメガファルマ・クイックステップ) 4時間15分11秒
(2)ミハエル・アルバジーニ(スイス=オリカ・グリーンエッジ) +0秒
(3)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ)
(4)ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)
(5)エゴイツ・ガルシア(スペイン=コフィディス)
(6)ラースイェティング・バク(デンマーク=ロット・ベリソル)
(7)サイモン・ゲスク(ドイツ=アルゴス・シマノ)
(8)アルチュール・ビショ(フランス=FDJ)
(9)パベル・ブルット(ロシア=カチューシャ)
(10)シリル・ゴティエ(フランス=ヨーロッパカー)

(22)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +7分17秒
(24)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +7分17秒
(122)新城幸也(ヨーロッパカー) +7分17秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 55時間22分58秒
(2)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +2分28秒
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +2分45秒
(4)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +2分48秒
(5)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +3分1秒
(6)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +4分49秒
(7)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +4分44秒
(8)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分18秒
(9)ジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル) +5分39秒
(10)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +5分48秒

(13)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +6分54秒
(15)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +8分32秒
(17)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +12分10秒
(18)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +14分22秒
(85)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間8分16秒

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・第15S(14日、ジボール〜モンバントゥー=242.5km)

フルーム、モンバントゥー圧勝で差開く

(写真=頂上ゴールを制したフルーム=AP)

 マイヨジョーヌのクリス・フルーム(28=英国、スカイ・プロサイクリング)がモンバントゥーへの頂上ゴールを圧勝し、総合で2位以下との差を4分以上に開いた。

 モンバントゥーへの上りに入り、逃げていたシルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ)が残り12キロでミケル・ニエベ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)にとらえられ、集団から飛び出したナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)とともに逃げを形成したが、残り7・5キロでキンタナが独走を開始した。

 メーン集団では残り8キロでリッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)に引かれたクリス・フルーム(英国=チームスカイ)が抜け出し、これにアルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)が反応。3人で抜け出すが、残り7・2キロでフルームが強烈なアタック。信じられないスピードでコンタドールを置き去りにして残り6・8キロで先頭のキンタナに追いつき、さらに残り1・4キロで一気にアタックしてキンタナも置き去りにする圧巻の強さで、今大会2度目のステージ優勝を飾った。

 29秒遅れの2位にキンタナが踏ん張り、3位には1分23秒遅れでニエベが入った。コンタドールはロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ)と一緒に1分40秒遅れの6位でゴールし、フルームとの差は4分14秒と大きく広がった。

 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)は2分32秒遅れの13位に入ったが、カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング)は8分46秒遅れの31位と大きく遅れた。  日本の新城幸也(ヨーロッパカー)は30分23秒差の142位。総合で1時間38分39秒差の94位となった。

<ステージ>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 5時間48分45秒
(2)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター +29秒
(3)ミケル・ニエベ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +1分23秒
(4)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)
(5)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +1分40秒
(6)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)
(7)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +1分43秒
(8)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +1分46秒
(9)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +1分53秒
(10)ジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル) +2分8秒

(13)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +2分32秒
(31)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +8分46秒
(39)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +10分42秒
(142)新城幸也(ヨーロッパカー) +30分23秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 61時間11分43秒
(2)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +4分14秒
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +4分45秒
(4)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +4分28秒
(5)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +4分54秒
(6)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分47秒
(7)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +6分22秒
(8)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +7分11秒
(9)ジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル) +7分47秒
(10)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +7分58秒

(15)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +14分42秒
(16)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +15分40秒
(18)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +19分14秒
(94)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間38分39秒

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・休息日(15日)
 
・第16S(16日、ベゾン・ラ・ロメーヌ〜ギャップ=168km)

ルイ・コスタ優勝 コンタドールは落車 フルーム堅首 

(写真=逃げ切りでステージ優勝したコスタ=AP)

 総合首位のクリス・フルーム(英国=チームスカイ)が、アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)の度重なる攻撃をかわし、タイムを失うことなくゴール。マイヨジョーヌを守った。

 最後の上りのマンス峠でコンタドールがアタックを仕掛けたが、リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)がすぐさま反応し、フルームをコンタドールの後ろに付かせた。この後、2度3度と攻撃を仕掛け一時は50メートルの差をつけたが結局、全て不発に終わった。そして、下りに入った右カーブでコンタドールが落車。これを避けようとしてフルームがコースアウトするアクシデントが発生したが、左足をついて何とか落車は免れた。

 フルームは「本当に危なかったので、避けようとして道を外れた。(コンタドールは)スピードをコントロールできず落車したようだった。たったひとつの小さなアクシデントでツールは終わってしまう。あの走り方は危険だよ。シャンゼリゼにゴールするまでツールは終わりじゃないからね」と話した。

 フルームはコンタドール、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)、ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)、バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン)、ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)とともに、11分8秒遅れの総合上位陣のグループの29位でゴール。総合2位以下と4分以上の差を守り、アルプスの3ステージを前に、17日第17ステージの得意のタイムトライアルで差をまた広げようとしている。

 ステージ優勝は、残り18キロから独走で逃げきったルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター)で、2011年第8ステージに続き2度目。2位に42秒遅れでクリストフ・リブロン(フランス=AG2R・ラモンディアル)、3位にはアルノルド・ジャヌソン(フランス=FDJ)が入った。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は20分57秒遅れの114位で、総合は1時間48分54秒遅れの96位。

<ステージ>
(1)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) 3時間52分45秒
(2)クリストフ・リブロン(フランス=AG2R・ラモンディアル) +42秒
(3)アルノルド・ジャヌソン(フランス=FDJ)
(4)ジェローム・コッペル(フランス=コフィディス)
(5)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・レオパード)
(6)トム・ドゥムラン(オランダ=アルゴス・シマノ) +1分
(7)ミケル・アスタルロサ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +1分1秒
(8)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング) +1分4秒
(9)キャメロン・マイヤー(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)
(10)ラムナス・ナバルダウスカス(リトアニア=ガーミン・シャープ)

(29)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +11分8秒
(30)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +11分8秒
(31)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +11分8秒
(32)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +11分8秒
(40)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +12分8秒
(57)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +13分1秒
(114)新城幸也(ヨーロッパカー) +20分57秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 65時間15分36秒
(2)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +4分14秒
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +4分25秒
(4)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +4分28秒
(5)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分47秒
(6)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +5分54秒
(7)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +7分11秒
(8)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +7分22秒
(9)ジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル) +8分47秒
(10)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・シャープ) +9分28秒

(15)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +14分42秒
(17)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +16分40秒
(19)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +21分7秒
(96)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間48分54秒

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・第17S(17日、個人TT アンブリュン〜ショルジュ=32km)

フルーム逆転V!総合首位キープ

(写真=マイヨジョーヌを守ったフルーム=AP)

 個人タイムトライアルが行われ、総合首位のクリス・フルーム(英国=チームスカイ)が51分33秒で優勝し、マイヨジョーヌを守った。フルームは今大会3勝目。アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)が9秒差の2位、ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)が10秒差の3位だった。

 フルームは午後の雨で滑りやすくなった路面を注意深く走ったこともあり、前半でコンタドールより2秒遅れ、2番目の上りのピークでは11秒の差がつき、この日はコンタドールが勝利するかに見えた。しかし、途中で山岳用からTT用の自転車に変えたことが違いを生み、後半にコンタドールを逆転し、さらに9秒差をつけてゴールした。「自分にとっては信じられない。今朝は『明日が厳しいコースなので少しタイムを失ってもいいさ』と思っていたんだ。この勝利は驚きだよ」と喜んだ。

 フルームは、総合2位に浮上したコンタドールとの差を4分34秒とまた広げた。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は残り1・5キロで落車し、7分17秒差の153位。総合では98位となっている。

 18日からはアルプスの山岳ステージ3連戦がいよいよ始まる。

新城幸也、落車も完走「大丈夫」

(写真=個人タイムトライアルでジャージーを全開にして力走する新城=撮影・沢野健太)

 個人タイムトライアルで新城幸也(ヨーロッパカー)が落車しながらも無事完走した。ゴール1・5キロ前の急な下りのヘアピンカーブでブレーキをかけながら、滑るように落車。

 大事にはいたらず、すぐにレース復帰し58分50秒で完走、7分17秒差の153位だった。レース後、新城は「天気予報でにわか雨と聞いていて、上りは気をつけたが、最後のところで滑ってしまった。でもケガは大丈夫です」と笑顔で振り返った。

<ステージ>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 51分33秒
(2)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +9秒
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +10秒
(4)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +23秒
(5)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +30秒
(6)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +1分11秒
(7)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +1分33秒
(8)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +1分34秒
(9)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +1分41秒
(10)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +1分51秒

(11)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +2分9秒
(15)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +2分27秒
(27)トニ・マルティン(ドイツ=オメガファルマ・クイックステップ) +3分6秒
(153)新城幸也(ヨーロッパカー) +7分17秒
(167)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +8分4秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 66時間7分9秒
(2)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +4分34秒
(3)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +4分51秒
(4)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +6分23秒
(5)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +6分58秒
(6)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +7分21秒
(7)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +8分23秒
(8)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +8分56秒
(9)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +11分10秒
(10)ダニエル・マーチン(アイルランド=ガーミン・シャープ) +12分50秒

(12)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +15分12秒
(16)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +23分34秒
(18)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +24分44秒
(98)新城幸也(ヨーロッパカー) +1時間55分45秒

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・第18S(18日、ギャップ〜ラルプデュエズ=172.5km)

リブロンがラルプデュエズ制す

(写真=上りを制し、区間優勝を決めたリブロン=AP)

 ラルプデュエズを2度上る、今大会最難関のステージを制したのはクリストフ・リブロン(フランス=AG2R・ラモンディアル)だった。

 序盤でできた9人の逃げに乗ったリブロンは、終盤までにティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング)とモレーノ・モゼール(イタリア=キャノンデール)の3人で先頭グループを形成した。2度目のラルプデュエスの上りでモゼールが脱落。残り11キロではバンガードレンがアタックし、リブロンを置き去りにして独走を開始した。だが、残り1・6キロでリブロンが再び逆転。そのまま独走してフィニッシュラインを独走で通過した。

 10年の第14ステージ以来2度目、そして今大会では初の地元フランス選手のステージ優勝を勝ち取ったリブロンは「残り5キロ地点では勝てないと思った。ラルプデュエズで(ゴールで)手をあげるなんて信じられない。今大会で4度目の逃げだが、これは自分へのご褒美だね」と喜び、この勝利を第17ステージで肩を負傷しリタイアしたチームメートのジャンクリストフ・ペロー(フランス=AG2R・ラモンディアル)に捧げた。

 2位には59秒遅れでバンガードレン、3位には1分27秒遅れでモゼールが入った。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は24分20秒遅れの65位で、総合は2時間16分27秒遅れの98位。

フルーム、20秒罰もまた差開く

(写真=ルプデュエズの急坂を上るフルーム=撮影・沢野健太)

 総合首位クリス・フルーム(英国=チームスカイ)が20秒のペナルティーを受けながらも、同2位アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)との差をまた開き、総合優勝へ向け突き進んだ。

 2度目の上りでメーン集団はフルーム、リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ)、ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)、アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)の6人に絞られ、残り5キロ付近でフルームがアタック。キンタナは反応したが、コンタドールは付いていくことができず脱落した。

 だが、残り3キロ付近でフルームは手を上げて合図。「少し甘いものが欲しくなったんだ。役に立つかどうか分からないが…。それでポートにチームカーに取りに行くように頼んだ」と言うように、ポートがチームカーから受け取ったエナジーバーを補給した。ルールでは、ゴールまで残り5キロ地点以内では補給は禁止となっており、ポートとともに20秒のペナルティーとなった。

 このため、フルームは3分18秒遅れの7位でゴールし、4分15秒遅れの11位でゴールしたコンタドールとは総合で57秒広げるはずが、37秒となった。それでも5分11秒の大差をつけており、盤石の態勢となってきた。

 総合では、4位に入ったキンタナが5分32秒差の総合3位、5位に入ったロドリゲスが5分58秒差の総合5位に浮上した。

伝説の山ラルプデュエズは最高潮

(写真=伝説の山ラルプデュエズで盛り上がる各国のファン=撮影・沢野健太)

 この日は伝説の山ラルプデュエズを2度上るとあって、沿道にはたくさんのファンが詰めかけ、選手に声援をおくっていた。

 21のヘアピンカーブはスーパーヒーローなどに仮装したファンが選手を待ち構え、混とんとした雰囲気。「ダッチコーナー」ではオランダ人が絶叫していた。

<ステージ>
(1)クリストフ・リブロン(フランス=AG2R・ラモンディアル) 4時間51分32秒
(2)ティージェイ・バンガードレン(米国=BMCレーシング) +59秒
(3)モレーノ・モゼール(イタリア=キャノンデール) +1分27秒
(4)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +2分12秒
(5)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +2分15秒
(6)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ) +3分18秒
(7)クリス・フルーム(英国=チームスカイ)
(8)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +3分22秒
(9)ミケル・ニエベ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +4分15秒
(10)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +4分15秒

(11)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +4分15秒
(40)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +11分23秒
(65)新城幸也(ヨーロッパカー) +24分20秒
(80)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +25分10秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 71時間2分19秒
(2)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +5分11秒
(3)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分32秒
(4)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +5分44秒
(5)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +5分58秒
(6)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +8分58秒
(7)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +9分33秒
(8)マイケル・ロジャース(オーストラリア=サクソ・ティンコフ) +14分26秒
(9)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +14分38秒
(10)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +14分39秒
(11)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +14分56秒

(18)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +31分19秒
(29)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +46分16秒
(98)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間16分27秒

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・第19S(19日、ブール・ドワザン〜ルグラン・ボルナン=204.5km)

コスタ独走2勝目 フルーム盤石

(写真=独走で今大会2勝目を挙げたコスタ=AP)

 ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター)が独走で山岳ステージを制覇し、第16ステージに続き今大会2勝目を挙げた。2位に48秒差でアンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・レオパード)、3位に1分44秒遅れでヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・レオパード)が入った。

 雨の中、最後の上りで先頭を独走していたピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー)をとらえ、そのまま独走でゴールしたコスタは、「多くのポルトガル人がツールで応援してくれた。感謝したい」と話した。

 総合首位のクリス・フルーム(英国=チームスカイ)と同2位のアルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)は8分40秒遅れの集団でゴールし、タイム差は5分11秒で変動はなかった。コンタドールが最後の下りでアタックすると見られていたが、悪天候のためかその場面はこなかった。これで逆転のチャンスは明日の第20ステージのみとなったが、コンタドールは「すべては明日の自分の足と気持ちにかかっている」と話した。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は29分52秒遅れの133位でゴールし、総合は2時間37分39秒の100位となった。

<ステージ>
(1)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) 5時間59分1秒
(2)アンドレアス・クレーデン(ドイツ=レディオシャック・レオパード) +48秒
(3)ヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・レオパード) +1分44秒
(4)アレクサンドル・ジェニエ(フランス=FDJ) +1分52秒
(5)ダニエル・ナバロ(スペイン=コフィディス) +1分55秒
(6)バルト・デクレルク(ベルギー=ロット・ベリソル) +1分58秒
(7)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ベルキン) +2分3秒
(8)アレサンドロ・デマルキ(イタリア=キャノンデール) +2分5秒
(9)ミケル・ニエベ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +2分16秒
(10)ルーベン・プラサ(スペイン=モビスター) +2分44秒

(18)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +8分40秒
(23)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +8分40秒
(25)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +8分40秒
(53)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +15分29秒
(133)新城幸也(ヨーロッパカー) +29分52秒
(155)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +35分24秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 77時間10分
(2)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +5分11秒
(3)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分32秒
(4)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +5分44秒
(5)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +5分58秒
(6)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +8分58秒
(7)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +9分33秒
(8)ダニエル・ナバロ(スペイン=コフィディス) +12分33秒
(9)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +14分56秒
(10)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +16分8秒

(21)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +38分8秒
(36)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +1時間13分
(100)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間37分39秒

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・第20S(20日、アヌシー〜アヌシー・セムノス=125km)

フルーム総合V“確定”

(写真=ステージ優勝したキンタナ=AP)

 クリス・フルーム(英国=チームスカイ)の総合優勝が、ほぼ決定的となった。この日のレースでは、29秒差の3位となったが、第8Sから守り続けた総合首位の座が、揺らぐことはない。

 21日の最終Sで、完走できないなどよほどのトラブルがない限り、逆転を許す可能性は低く、フルームが100回目のメモリアル大会のほぼ手中に収めた格好となった。

 フルームはこの日は残り8キロ、今大会最後の山岳セムノス峠の上りでアタックをかけた。反応したのは、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)とホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)だけで、3人の優勝争いに持ち込まれた。

 しかし、フルームに余力が残っておらず、残り1キロを切った地点でキンタナのアタックについて行けず、ゴール前ではロドリゲスにもかわされ3位でゴールした。

 それでも、総合順位での優位は不動だ。これまでに着実に積み重ねた“時間の貯金”は大きかった。2位に5分3秒差をつける圧倒的な強さで、フルームが初の総合優勝へ限りなく近づいた。

 ステージ優勝のキンタナは、ツール初出場で初優勝。この勝利で山岳賞、新人賞を確定させ、総合でも2位に浮上した。2位のロドリゲスも総合3位に順位を上げた。

 日本の新城幸也(ヨーロッパカー)は18分26秒差の91位。総合では99位となった。

ゴールに向け準備整う

 フルームの総合優勝がほぼ確実になったこの日、パリのシャンゼリゼ大通りでは早くも翌日のゴールに向けて準備を整えた。

 マイヨジョーヌ色の屋根がついた観客席が設置され、今大会で初めて周囲を回ることになった凱旋門ではライトアップのほか、映像を映し出すと思われる大型プロジェクターが10台以上設置されていた。

 ちょうどこの日、フランスは夏休みに入った。100回大会ゴールでは何が起こるのか、フランスはもちろん、世界中から大勢のファンがかけつけ楽しみに待っている。

<ステージ>
(1)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) 3時間39分4秒
(2)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +18秒
(3)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +29秒
(4)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分42秒
(5)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ) +2分17秒
(6)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +2分27秒
(7)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +2分28秒
(8)ジョン・ガドレ(フランス=AG2R)
(9)ヘスス・ヘルナンデス(スペイン=サクソ・ティンコフ) +2分55秒
(10)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ)

(21)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +4分50秒
(88)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +18分26秒
(91)新城幸也(ヨーロッパカー) +18分26秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 80時間49分33秒
(2)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +5分3秒
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +5分47秒
(4)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +7分10秒
(5)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +8分10秒
(6)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +12分25秒
(7)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +13分
(8)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +16分9秒
(9)ダニエル・ナバロ(スペイン=コフィディス) +16分35秒
(10)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +18分22秒

(20)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +42分29秒
(39)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +1時間30分57秒
(99)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間55分36秒

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・第21S(21日、ベルサイユ〜パリ・シャンゼリゼ=133.5km)

フルームが初の総合V

(写真=ステージ優勝したキッテル=AP)

(写真=総合優勝したフルーム=AP)

 昨年総合2位のクリス・フルーム(英国=チームスカイ)が、第100回大会で初の総合優勝に輝いた。

 ピレネーでの第8ステージで山岳での強さを見せつけ優勝してマイヨジョーヌを獲得すると、第11ステージの個人タイムトライアルでは2位に入って差を開いた。第13ステージでライバルのアルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)にタイムを詰められたが、第15ステージのモンバントゥーを圧勝して再び差を開き、第17ステージの個人タイムトライアルで大会3勝目を挙げると、最後の山岳3連戦でもコンタドールのアタックをかわして差を5分以上に開き、最終第21ステージはトップから53秒遅れの128位で喜びのゴールを果たした。

 昨年のブラッドリー・ウィギンスに続く英国人選手の2連覇を達成したフルームは「これまで夢見てきたどんなことより、100回目の記念大会に勝てたことを誇りに思う」と喜んだ。また、「彼女が励ましてくれなかったら、今ごろは家でテレビを見ていただろう」と話し、この勝利を2008年に亡くなった母に捧げた。

 総合2位には4分20秒遅れでナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)、同3位には5分4秒遅れでホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)。コンタドールは6分27秒遅れの4位に終わり、表彰台を逃した。

 山岳賞と新人賞はキンタナ、ポイント賞はペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)が獲得した。

 最終ステージはマルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ)がスプリント勝負を制して、今大会4勝目を挙げた。

 新城幸也(ヨーロッパカー)は10秒遅れの64位でゴール。総合は2時間54分53秒遅れの99位で、4度目の完走を果たした。

(写真=左から総合2位キンタナ、総合優勝フルーム、総合3位ロドリゲス=AP)

(写真=左から山岳賞のキンタナ、総合優勝のフルーム、ポイント賞のサガン=AP)

イノー氏、メルクス氏ら集結

 第100回大会を記念して自転車界の偉人も集結した。表彰式前に大会5回優勝のベルナール・イノー氏、エディー・メルクス氏、同3回優勝のグレッグ・レモン氏がオープンカーに乗って登場。シャンゼリゼに詰め掛けたファンの大歓声を受けた。特にベルナール氏とレモン氏は師弟関係にありながら、85〜86年にチームリーダーを巡って確執が報道されていたが、仲良く談笑していた。

新城、4度目完走も見せ場作れず

 新城幸也(ヨーロッパカー)は最後まで昨年のような派手な見せ場をつくれなかった。過酷なレースを4度目の今回も走りきった新城は「やるべき仕事をやったから満足しているかと言われれば、素直に『はい』とは言えない」と消化不良を認めた。

 チームの「アシスト役」として風よけになるなど献身的に働き、主力のピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー)を上位に導くことが求められた。だが肝心のエースの不振が続き「自分たちがやるべきことをやったが、それに成績が伴わなかった」と勝負の厳しさを思い知った。

 6月の全日本選手権で6年ぶりに優勝し、多くの区間で日の丸をあしらったウエアで臨んだ。「日本チャンピオンのジャージーを着て走ることはプラスになると思う」と意気込んだ舞台だった。総合84位となった前回は自身も第4ステージで積極的に引っ張った点が評価され、敢闘賞を獲得した。「昨年、派手に活躍できたが、ことしはそうはいかなかったところが残念」と無念さをにじませた。

(写真=ツール・ド・フランスで総合99位となった新城幸也。左は総合優勝したフルーム=共同)

<ステージ>
(1)マルセル・キッテル(ドイツ=アルゴス・シマノ) 3時間6分14秒
(2)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) +0秒
(3)マーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ)
(4)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール)
(5)ロベルト・フェラーリ(イタリア=ランプレ・メリダ)
(6)アレクサンドル・クリツォフ(ノルウェー=カチューシャ)
(7)ケビン・レザ(フランス= ヨーロッパカー)
(8)ヨアン・ジェヌ(フランス=ヨーロッパカー)
(9)ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア=サクソ・ティンコフ)
(10)ムリーロ・フィッシャー(ブラジル=FDJ)

(35)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +10秒
(53)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・レオパード) +10秒
(55)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +10秒
(65)新城幸也(ヨーロッパカー) +10秒
(128)クリス・フルーム(英国=チームスカイ)+53秒

<総合>
(1)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 83時間56分40秒
(2)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) +4分20秒
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +5分4秒
(4)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +6分27秒
(5)ロマン・クロイツィゲル(チェコ=サクソ・ティンコフ) +7分27秒
(6)バウケ・モレマ(オランダ=ベルキン) +11分42秒
(7)ヤコブ・フグルザング(デンマーク=アスタナ) +12分17秒
(8)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +15分26秒
(9)ダニエル・ナバロ(スペイン=コフィディス) +15分52秒
(10)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +17分39秒

(11)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +18分59秒
(12)ミケル・ニエベ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +20分1秒
(13)ローレンス・テンダム(オランダ=ベルキン) +21分39秒
(14)マキシム・モンフォール(ベルギー=レディオシャック・ニッサン) +23分38秒
(15)ロマン・バルデ(フランス=AG2R・ラモンディアル) +26分42秒
(16)マイケル・ロジャース(オーストラリア=サクソ・ティンコフ) +26分51秒
(17)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +32分34秒
(18)ヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・レオパード) +35分51秒
(19)リッチー・ポート(オーストラリア=チームスカイ) +39分41秒
(20)アンディ・シュレク(ルクセンブルク=レディオシャック・ニッサン) +41分46秒
(24)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) +52分15秒
(27)ルイ・コスタ(ポルトガル=モビスター) +54分34秒
(31)シルバン・シャバネル(フランス=オメガファルマ・クイックステップ) +1時間3分41秒
(39)カデル・エバンス(オーストラリア=BMCレーシング) +1時間30分41秒
(99)新城幸也(ヨーロッパカー) +2時間54分53秒

<ポイント賞>
(1)ペテル・サガン(スロバキア=キャノンデール) 409ポイント
(2)マーク・カベンディッシュ(英国=オメガファルマ・クイックステップ) 312
(3)アンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル) 267
(90)新城幸也(ヨーロッパカー) 18

<山岳賞>
(1)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) 147ポイント
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) 136
(3)ピエール・ローラン(フランス=ヨーロッパカー) 117
(65)新城幸也(ヨーロッパカー) 1

<新人賞>
(1)ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター) 84時間1分
(2)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +13分19秒
(3)ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド=オメガファルマ・クイックステップ) +14分39秒

<チーム賞>
(1)サクソ・ティンコフ 251時間11分7秒
(2)AG2R・ラモンディアル +8分28秒
(3)レディオシャック・レオパード +9分2秒
(9)チームスカイ +1時間56分42秒
(13)ヨーロッパカー +2時間32分29秒
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