フィギュアスケートの4大陸選手権は9日(日本時間10日午前)、米コロラド州コロラドスプリングズで開幕する。公式練習が8日に行われた。

 世界王者のパトリック・チャン(カナダ)と争う男子の高橋大輔(関大大学院)は練習リンクで4回転を2度決めたが、本番リンクでの練習では転倒などとやや精彩を欠いた。高橋は「呼吸はきつい部分があるが、ジャンプは浮くし、氷もよく滑る」と不慣れな高地のリンクの印象を語ったが、9日のショートプログラム(SP)で4回転に挑むかは「世界選手権に向けた練習というところもある。SPでの4回転は、できるとはっきり言える状態かと言えば疑問符が付く。ぎりぎりまで考えたい」と話した。

 SPは高橋が最終5組の24番、無良崇人(中京大)が27番、チャンが4組の20番、町田樹(関大)が21番で演技する。

 女子SPは10日に行われる。