<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇3日目◇11日(日本時間12日)◇米コロラド州コロラドスプリングズ

 女子でショートプログラム3位の村上佳菜子(17=中京大中京)は、169・32点で4位だった。

 約4分の演技が終わると、苦しい表情で膝に手を置いた村上は「最後は疲れちゃいました。脚が疲れた」と苦笑い。ジャンプで回転が抜けるミスが続き、初出場での表彰台はならなかった。

 単発の3回転が3つ続いた序盤は乗り切った。だが、演技後半に入ると、SPでは決めた2連続3回転の2つ目が1回転となるミス。さらに2連続ジャンプの2つ目で失敗を重ね「すごく悔しい」と顔をしかめた。

 山田満知子コーチは天真らんまんな教え子に「今は模索、冒険している」と言う。今季のフリーには悲しげなバイオリンの音色を選び、表現力の幅を広げさせようとしてきた。17歳のホープは3月の世界選手権に向け「ノーミスでできるぐらい練習したい」と負けん気をのぞかせた。