フィギュアスケートの世界選手権(26日開幕)に出場するソチ冬季五輪金メダルの羽生結弦(ANA)ら男子の日本代表が24日、会場のさいたまスーパーアリーナで始まった公式練習後に記者会見し、羽生は「五輪チャンピオンとしての試合に心境の違いは若干あるが、重圧や自分自身に挑戦できるのがものすごくいい」と初優勝を狙う今季最終戦へ意気込んだ。

 羽生は練習で2種類の4回転ジャンプを跳び「五輪の疲れも取れて調子はいい」と笑顔だった。

 町田樹(関大)は「プログラムを一番完成度の高い状態でオーディエンス(観客)に届けることが最大の目標」と言い、右膝故障で欠場する高橋大輔(関大大学院)に代わって出場する小塚崇彦(トヨタ自動車)は「精いっぱいやることがテーマ」と話した。

 女子の浅田真央(中京大)は初練習からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、動きに切れがあった。鈴木明子(邦和スポーツランド)や村上佳菜子(中京大)も調整した。

 男子ショートプログラム(SP)は26日、女子SPは27日に行われる。