国際スケート連盟(ISU)のオッタビオ・チンクワンタ会長(75)は27日、フィギュアスケートの世界選手権が開かれているさいたまスーパーアリーナで会見し、韓国の大韓体育会がソチ五輪のフィギュアスケート女子で金妍児(韓国)が銀メダルに終わったことに不服として調査を求める方針を示していることについて、「まだ正式に何も受け取っていない。コメントを出せる状況ではない」と述べた。

 大韓体育会は審判団の構成に関する異議を国際スケート連盟(ISU)に申し立て、調査を求めることを決めたと21日に明らかにした。審判にロシアのフィギュアスケート団体会長の妻と、過去に不公正判定で資格停止処分を受けたウクライナ人が加わっていたことに疑問を提示している。金妍児はロシアのアデリナ・ソトニコワに敗れて銀メダルとなった。