フィギュアスケートの世界選手権で29日の女子フリーに向けた公式練習が28日に行われ、ショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点を出してトップに立ち、日本選手初の3度目の優勝を目指す浅田真央(中京大)は得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が好調で万全の調整だった。

 昼の練習で切れのある動きを見せ、夜の練習時間を休養に充てた。

 SP4位の鈴木明子(邦和スポーツランド)と10位から巻き返しを狙う村上佳菜子(中京大)は昼夜ともに滑った。鈴木は現役最後の演技に備えて精力的にジャンプを確認し、村上はSPで回転不足と判定された3回転フリップを入念にチェックした。