真央、床上で舞う!東京体育館に初リンク
真央ちゃんが伝統ある体育館で舞う! フィギュアスケート世界選手権(3月20日~、東京体育館)は、普段は違う競技が行われる東京体育館にリンクを緊急設営。地球規模で問題化している異常気象とも密接にリンクした工夫、苦労をピックアップした。
気温が上がると氷がぁ…。当初開催が見込まれていた代々木第1体育館が、アスベスト問題などで改修工事に入ったため、東京体育館に初めてスケートリンクが張られることになった。フィギュアスケート世界選手権では、アイスショーなどで全国の施設にリンクを張っている専門業者が製氷を請け負い、設営上の問題はないが、1つだけ気掛かりなことがある。
それは「暖冬」だ。スケートリンクは生き物。トリノ五輪では満員の観客が発する熱気でリンクの氷が軟らかくなり、演技に影響を及ぼした。大会関係者は「7000人近い観客の呼吸で二酸化炭素が増え、体温で室温が上がる。雨が降っても違う。これに加えて外気が高いと、さらに氷に影響を及ぼすことがあり得る」と懸念する。
過去5年の都内の3月下旬の平均気温、降水量などのデータから製氷のシミュレーションは実施済みだが、異常気象まで想定することは困難。ノルディック世界選手権では札幌ドームに雪を積み、距離などのコースを造ったが、暖冬で雪の固まりが悪く、苦労したという。「すべてに対応できる準備はしてますが、平年並みの気温なら助かる」というのが本音だ。
体育館だけに床をぬらすわけにはいかない。そのため結露防止の断熱材を幾重にも敷き詰め、その上にマイナス10度の空気を出す網目状の冷媒を設置。水をゆっくり流し込み、厚さ8センチの氷を作る。厚さを1センチ上げるのに1日かかる上に、一定の間隔で踏み締めて固めていく。完成まで10日前後、24時間態勢を敷く。あとは気象状況。3月下旬は「平年並み」という予報は出ているが…。
◆東京体育館 64年東京五輪の体操会場として東京都渋谷区内に建設。81年に老朽化のため一時閉鎖されたが、90年にリニューアルオープン。球技やボクシングなど各種スポーツにコンサートも行われる。
[2007年3月12日8時42分]
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